【ヤニクラとは?】タバコ初心者必見!原因や治し方、めまいや吐き気の症状はいつまで?

ヤニクラとは?原因と治し方

本サイトでは、「ヤニクラの原因や治し方」について徹底解説しています。

タバコを吸った後、「フラフラする」「頭痛がする」「気分が悪くなる」などの体調不良に悩んでいませんか?

特にタバコを吸いはじめたばかりの「喫煙初心者」は、タバコに対する耐性がなく「ヤニクラが起きやすい」と言われています。

喫煙後に体調不良になるのは、タバコに含まれている有害物質が影響しているからです。

ですが、「体調不良になるメカニズム」や「適切な対処法」を知っておけば、もしヤニクラになってもすぐに回復できるので安心です。

そこで、この記事ではタバコを吸った後に起きる体調不良の原因や治し方をその症状ごとに詳しく解説していきます。

\この記事を読むと、以下がわかります!/ 

「これからもタバコを吸い続けたい」と考えている人は、ぜひ最後まで読んで「ヤニクラを防ぐ方法」を知っておきましょう。

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そもそもヤニクラとは?

そもそもヤニクラとは?

ヤニクラとは、煙草を吸ったときに起こる頭がクラクラする状態のことです。

ヤニとは本来煙草の煙に含まれるタールのことを指しますが、タールを含む煙草自体をヤニと呼ぶことがあります。

つまり、『ヤニ』を吸ったときに頭が『クラ』ッとするからヤニクラなのです。

煙草を吸った場合に起こる異常は「頭がクラクラする」だけではなく、身体のあらゆる部位に不調を引き起こします。

ヤニクラの原因は、タバコに含まれる有害物質(※ニコチンやタール、一酸化炭素など)への拒否反応です。

ただし、同じ煙草を吸ったとしても「ヤニクラが起こりやすい人」と「起こりづらい人」がいます。

これは体質的な違いによるもので、「ニコチンなどの有害物質を分解する機能」が強いか弱いかによって分かれます。(個人差があります)

以下に、ヤニクラを起こした時の症状を「体の部位ごと」にまとめました。

  • 頭痛
  • 貧血
  • 眩暈(めまい)、ふらつく
  • クラクラする
  • ボーっとする 意識が朦朧(もうろう)とする
  • 平衡感覚を失って歩けなくなる
  • 脳梗塞により倒れる(失神・気絶)
胃腸
  • 腹痛
  • 便意
  • 下痢
  • 吐き気
  • 嘔吐(ゲロを吐く)
手足
  • 冷える
  • 汗をかく
  • しびれる
  • 震え(寒気)
精神
  • 眠気
  • だるい
  • 体が重く感じる
  • 風邪や二日酔いに似た気分の悪さ

こうしたヤニクラの症状は、軽いものでは「15分〜30分程度で回復する」と言われています。

ただし、症状が重くなればなるほど、回復に時間がかかります。

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ヤニクラは安全?それとも危険?

ヤニクラは安全?それとも危険?

ヤニクラは軽度であれば、めまいや軽い頭痛など、「程よいクラクラ感」を感じる程度です。

しかし、そのまま吸い続けると症状が進行し、以下のように危険な症状を引き起こします。

  • 動脈硬化、脳梗塞、癌(ガン)
  • 脳酸欠からの失神や意識障害、呼吸困難による脳死

なぜヤニクラは危険なの?

ヤニクラの原因は、「ニコチンによる血管の収縮作用」や「一酸化炭素中毒」によって、脳に酸素が送られなくなる(=脳貧血・脳の酸欠)ことで起こります。

脳に酸素が回らなくなると、初期症状として「頭がクラクラする眩暈」や「頭痛」、「吐き気」などの症状が出ます。

人によっては激しい頭痛や、震えや痺れなどの症状に襲われます。

呼吸が荒くなると、まともにしゃべれなくなってしまう人も出てきます。

さらに脳の酸欠状態が続くと、失神や意識障害、呼吸困難による脳の酸欠死など非常に症状に繋がります。

ヤニクラは、身体が拒絶しているサイン

タバコには、ニコチンやタール、一酸化炭素以外にも「人間にとって危険な成分」が非常に多く含まれています。

以下は「タバコに含まれる成分」と「タバコ以外の用途」でまとめた一覧です。

タバコの煙に含まれる成分 タバコ以外の用途
ヒ素 蟻駆除剤
ブタン ライターの燃料
DDT 殺虫剤
トルエン 工業用溶媒
ニコチン ゴキブリ駆除剤
アセトン ペンキ落とし
フェノール 便器の消毒剤
メタノール ロケットの燃料
一酸化炭素 車の排気ガス
カドミウム 乾電池
塩化ビニル プラスチック製品
シアン化水素 死刑用のガス
ホルムアルデヒド 防腐剤
プロピレングリコール 不凍剤

これらの成分は、人間の体内で正常に吸収・分解しきれません。

ヤニクラは、身体が拒絶しているサインとも言えるのです。

最悪の場合、死に至ることも!

ヤニクラの症状はニコチン中毒症とも呼ばれ、ニコチンの吸収量が多いほど重症化し、最悪の場合は死に至ります。

特に体の小さな子供は、わずかなニコチン量でも死に至るほどニコチンの毒性は強いです。

タバコを1本吸っただけでヤニクラになってしまう人は、特に気を付けましょう。

また、喫煙を繰り返すことで血管へのダメージを与え続けることになり、脳梗塞や脳卒中を発症しやすくなります。

喫煙を続けると、倒れてから二度と立ち上がることができなくなる可能性もあります。

ニコチン/タールがゼロ!安全な「電子タバコ」がおすすめ

ヤニクラは非常に危険な症状であり、「すぐヤニクラを起こしてしまう人」や「タバコの危険成分を体に入れたくない人」には電子タバコがおすすめです。

市販されている「紙タバコ」や「加熱式タバコ」にはニコチンが含まれているため、体へのダメージは避けられません。

もしニコチンやタールが低いタバコに変えたとしても、体へのダメージは積み重なっていきます。

しかし、電子タバコにはニコチン・タールなどの危険成分が含まれていないため、安全な喫煙ライフを楽しめます。

ニコチンやタール、一酸化炭素を摂取しないので、体に負担がなく、「安全に吸えるタバコ」として愛煙者数を伸ばしています。

副流煙も発生させないので、周りにも迷惑をかけずに喫煙を楽しめておすすめです。

自分も周囲も安全に喫煙を楽しめるアイテムは、「ニコチン・タール0の電子タバコ」だけでしょう。

ヤニクラが辛い人は、電子タバコの喫煙を検討してみてはいかがでしょうか。

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ヤニクラしない!「電子タバコ」って何?

ヤニクラしない!「電子タバコ」って何?

ここでは、吸ってもヤニクラしない電子タバコの仕組みや、加熱式たばことの違いを紹介します。

電子タバコ(VAPE)とは?

電子タバコ(VAPE)とは、カートリッジ内のリキッドとよばれる液体を加熱し、それにより発生する蒸気をたのしむための器具です。

こう聞くと「加熱式たばことどう違うの?」と疑問をもつ人もいるかと思います。

簡単にいえば、加熱式たばこはタバコ葉を使用し、電子タバコはタバコ葉を使用していない、といった違いがあります。

タバコ葉を使っていないので、電子タバコは健康被害もなく、ヤニクラの辛い症状も出ません。

電子タバコの主な構造は、加熱用の「バッテリー」、リキッドを入れる「カートリッジ」、そしてリキッドを蒸発させる「アトマイザー」とよぼれる器具から構成されており、そこから発生した蒸気を吸い口から吸引する仕組みになっています。

また、なかには色や形状のバリエーションが豊富ということもあってか、一種のファッション感覚で電子タバコをたのしむ女性もいるようです。

日本ではニコチンを含むリキッドは販売されていないので、この電子タバコ、正確にはタバコ製品でも喫煙器具でもありません。

通常の紙巻たばこと比べ危険性が格段に低いことに違いはありませんが、米国では肺疾患などの呼吸器系への被害も報告されているので、こちらもあくまで嗜好品としてたのしむのがおすすめです。

加熱式たばこ(iQOS/glo)との違いは?

特に初心者がよく間違えやすいのが、電子タバコと加熱式タバコとの違いです。

どちらも見た目はそこまで変わらないので、よく混同してしまう人が多いでしょう。

加熱式たばこは、専用の機器でタバコ葉を加熱させ、発生した蒸気を吸って楽しむ製品になります。iQOS(アイコス)やglo(グロー)などの製品が発売されています。

一方、電子タバコは、専用カートリッジのフレーバー付きの液体を電気で加熱することによって発生する蒸気を吸入する製品です。

加熱式たばこ
(iQOS/glo)
【タバコ葉を使用する】
・タバコ葉を加熱して、発生した蒸気を吸う製品
・ニコチンや一酸化炭素などを有害成分を摂取するため、危険
電子タバコ
(VAPE)
【タバコ葉を使用しない】
・フレーバー付きのリキッド(液体)を発生した蒸気を吸う製品
・有害成分を摂取する心配がないため、安全

加熱式たばこは、専用の機器でタバコ葉を加熱させ、発生した蒸気を吸って楽しむ製品になります。

一方、電子タバコは、専用カートリッジのフレーバー付きの液体を電気で加熱し、出てくる蒸気を吸入する製品です。

つまり、「加熱式たばこ」と「電子タバコ」の大きな違いは、ニコチン・一酸化炭素などの有害成分を含むタバコ葉を使用しているかどうか?です。

そのため、電子タバコは体に害がなく、ヤニクラも起こしません。

しかし、「加熱式たばこ」はニコチン・一酸化炭素を摂取することで、血流の低下や脳の酸素濃度の低下し、脳貧血や酸欠状態になるなど、体に悪影響を与えます。

「加熱式たばこ」は、吸い方によってはニコチンを多く吸収してしまうので、通常の紙巻たばこよりも危険と言われています。

もし健康面を気にしていたり、オシャレな煙草を吸いたい人は、ニコチンを摂取する恐れがない電子タバコがおすすめです。

ただし、電子タバコもさまざまな商品があり、中には以下のような悪徳なメーカーも存在します。

  • リキッド(液体)の香りが良くない
  • 有害成分が入ったリキッド(液体)を使用してる

もし安全でオシャレに喫煙を楽しみたいなら、電子タバコの「ドクターベイプ」がベストです。

おすすめの電子タバコ「ドクターベイプ(DR.VAPE)」とは?

【ドクターベイプのおすすめポイント】

  • 値段が安い
  • 安全が高い
  • オシャレで高級感のあるデザイン
  • 吸いごたえがあり、飽きが来ない

※他の電子タバコと比べて、上記の点に優れています!

電子タバコと一言でいっても色々ありますが、中でも「ドクターベイプ」は非常に安全でかつ高い人気のある商品です。

発売からたった1年で累計100万本以上を売り上げ、今もなお新規ファンを獲得し続けています。

①値段が安い

ドクターベイプはカートリッジ式なので、リキッド式が多い他の電子タバコと比べて、本体価格がかなり安いことが嬉しいポイントです。

費用があまりかからないからこそ、初心者にもピッタリで、誰もが手に取りやすい電子タバコです。

②安全が高い

「ドクターベイプ」は次世代の健康タバコとも言われています。

ニコチン・タールが含まれていないので、ヤニクラを引き起こすことがなく、体への負担もないので安心して喫煙できます。

ニコチン・タールが含まれていないことに加えて、タバコ独特のイヤな臭いもありません。

服や髪につくタバコのイヤな匂いがしないのは、とても嬉しいポイントです。

このドクターベイプは日本国内で製造され、食品安全基準を満たしたものを使用しています。

ホルムアルデヒドなどの有害物質も含まれないよう、厳しい検査を実施しているため、他の電子タバコと比べても品質が高く安全に使用できます。

③オシャレで高級感のあるデザイン

ドクターベイプは、とてもスタイリッシュで高級感のあるデザインも魅力です。

デザインは、レディーガガの衣装を手がけたり、ディーゼルやユニクロのファッションディレクターとして活躍するニコラ・フォルミケッティが担当しているので、オシャレアイテムとして持っているだけで自慢できます。

④吸いごたえがあり、飽きが来ない

これまで紙タバコを吸ってきた人にとっては、ニコチンが含まれない電子タバコは「物足りないのでは?」と考える人もいるでしょう。

しかし、ドクターベイプのユーザーからは、「ガツンと喉に来る感じが電子タバコとは思えないほど良い!」という声があり、「電子タバコに対するイメージが覆った」と評価されています。

また吸い応えはもちろんのこと、豊富なフレーバーで飽きも来ず、「ずっと楽しめる!」という声もあります。

フレーバーは全部で9種類あり、喫煙者に人気のクラシックスモーク、ワイルドビター、ミントメンソール、スイートな味わいのリラックスバニラ、ジューシーマスカット、ピュアアップル、さらに新しくクリーミーバナナ、ミックスベリー、トロピカルマンゴーが登場しています。

その日の気分に合わせて味が選べるのもおすすめポイントです!

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ヤニクラの原因とメカニズム

ヤニクラの原因とメカニズム

ここでは、ヤニクラが起こる原因やメカニズムについて解説します。

ヤニクラは、タバコに含まれる「ニコチン」や「一酸化炭素」などの有害物質を吸引することで引き起こされます。

具体的なメカニズムを解説します。

原因①:ニコチンの血管収縮作用(血流が悪くなり酸欠・脳貧血が起こる)

ニコチンには、血管を収縮させて血流を悪くする作用があります。

中でも、血液に含まれるヘモグロビンは、酸素と結合して、脳に酸素を運ぶ重要な役割を担っています。

ニコチンによって血液量が急激に減少するため、頭がボーっとしたり、クラクラしたりする脳貧血を起こすのです。

脳貧血には頭痛や吐き気、立ちくらみをいった症状も現れますが、体質や性別によって異なります。

ニコチンは、さまざまな症状を引き起こすヤニクラの主犯格といえるでしょう。

原因②:炭の不完全燃焼による一酸化炭素中毒

着火したタバコの炭が不完全燃焼を起こすことで、一酸化炭素中毒を発症します。

「不完全燃焼」とは、酸素の不足や供給が追いつかないことによる中途半端な燃焼反応です。

火は空気中の酸素と反応することで、熱と光を放出し、二酸化炭素と水蒸気を作り出します。

しかし、酸素が足りなくなると人にとって有害な一酸化炭素を発生してしまうのです。

血液の中に入り込むと、ヘモグロビンと結合して体内を循環します。

その結果、中毒症状を引き起こすため人間にとって有害な物質といえます。

原因③:化学物質(体質的に分解不可能な成分への拒絶反応)

ヤニクラの原因が、特定の成分に対する拒絶反応という可能性もあります。

タバコには5,300種類以上の化学物質が含まれています。

これらの化学物質を体外に排出するためには、化学物質を分解する酵素が必要です。

対応する分解酵素がない場合、体が拒絶反応を起こしてしまい、それがヤニクラの症状としてあらわれる可能性があります。

分解酵素を持っているかどうかは個人の体質によるものです。

そのため、ヤニクラになりやすいという人は、これが拒絶反応かもしれないということを考慮しなくてはなりません。

※体質には個人差があり、ヤニクラの症状も人によって違います。

「ヤニクラになったのは最初だけ」という人もいれば、「ずっとヤニクラが起こり続けている」という人もいます。

「たまにしかヤニクラしない」人もいれば、「毎回ヤニクラになる」人も存在します。

後者にあてはまるのであれば、体質的にタバコが合っていないと考えられますので、電子タバコへの切り替えや禁煙も選択肢にいれたほうがよいでしょう。

原因④:有害物質の影響(煙草の煙から吸引)

タバコから発生する煙には、約70種類の発がん性物質が含まれ、人間が体内で分解しきれない成分もあります。

直接触れるのどや肺などの臓器に限らず、血液に入り込んで全身へと運ばれる危険な物質がほとんどです。

なお、代表的な有害物質と体に及ぼす影響は以下の通りになります。

有害物質 身体に及ぼす影響
タール がんの発症
ニコチン 血流の悪化・血管の収縮
カドミウム がんの発症・白血病・肺気腫
アンモニア 粘膜への刺激
一酸化炭素 酸欠・一酸化炭素中毒
ベンツピレン がんの発症
ニトロソアミン がんの発症
ホルムアルデヒド 粘膜への刺激・呼吸器障害・男性不妊症

喫煙で引き起こされる健康障害は、非喫煙者よりも10歳ほど余命を短くするともいわれています。

喫煙が習慣化している人は、健康被害に影響を及ぼしていることを念頭に置いて生活しましょう。

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ヤニクラをすぐ治すには?(治し方)

ヤニクラをすぐ治すには?(治し方)

ヤニクラの原因は、大きく分けて「血管の収縮による脳の血流低下」と「脳の酸欠」の2つでした。

このことから分かるのは、血管を広げて酸素をたくさん取り込むことができればヤニクラを治せるということ。

そこでヤニクラの症状を治す方法として、具体的な対策を以下の5つに分けて紹介します。

辛くしんどいヤニクラの症状から、少しでも早く回復するためにもぜひ試してみてください。

治し方①:水分摂取(飲み物を飲む)

ヤニクラを防ぐ方法としては、水分摂取が重要です。

水分が不足した血液は、ヘモグロビンの数が増加して一酸化炭素中毒のリスクが高まります。

さらに、ニコチンは強い利尿作用をもつため、体内に蓄積された水分の排出が促進されされます。

血液に含む水分も排出されるため、血液がドロドロになり動脈硬化を発症しやすくなるでしょう。

意識的な水分補給は、不足した水分を補いつつ体内に取り込んだ有害物質を排出しやすくします。

水分補給をこまめに行って、体内循環を促しましょう。

治し方②:深呼吸(酸素を吸引する)

ヤニクラによって乱れた自律神経を整えるうえで、深呼吸は欠かせません。

交感神経が高まると、人間は呼吸が浅くなる傾向があるからです。

深呼吸をすることで血管が広がり、血圧を下げる効果があります。

血流が改善されて、リラックス状態を作り出せますよ。

深呼吸は3~4秒かけて空気を吸い、6~8秒かけて吐くのがポイントです。

猫背では気道が狭まってしまうので、姿勢正して行いましょう。

呼吸の繰り返しに集中できる瞑想を取り入れるのもおすすめです。

治し方③:十分な休憩(横になり、睡眠を取る)

ヤニクラの症状を治える方法として、睡眠を見直すことも大切です。

ニコチンによる覚醒作用は、交感神経を過剰に刺激するため、寝付くのに時間がかかってしまいます。

就寝前は脳を興奮させる行動を控えた時間を過ごし、朝起きたらカーテンや雨戸を開けて日光を浴びて体内時計をリセットしましょう。

一定の時間に起床する習慣を身につけることで、快楽物質のセロトニンを自然と放出できるようになります。

また、自分に合った寝具を選択するのも睡眠の質を高める方法の1つです。

寝付きを改善して、身体を休ませる工夫をしましょう。

治し方④:血行を改善(ベルトを緩める、楽な服装に着替える)

ヤニクラによる不調を感じやすい人は、タイトな服装を控えましょう。

なぜなら、血管を部分的に締めて、血行を悪くしてしまうからです。

加えて、キツさを感じる身体の部位は、体温の低下にも繋がります。

手首や足首、肘、膝 などの関節部分は、リンパの流れも滞りやすいため注意が必要です。

手首が絞まったシャツや脚にフィットするデニム、ベルトやネクタイなどの装飾も外したカジュアルな服装を意識しましょう。

治し方⑤:軽い運動(ストレッチを行う)

ヤニクラによって興奮した状態を抜け出すには、軽い運動やストレッチが最適です。

特に就寝前のストレッチは、強ばった筋肉を解して、ノンレム睡眠に入りやすくする効果が期待できます。

ただし、いきなり長距離のランニングや、強度の高い筋トレをするのは避けましょう。

なぜなら、身体を痛める危険や、交感神経を刺激する作用があるからです。

激しい運動は、ドーパミンやアドレナリンが分泌され、興奮状態を加速させてしまいます。

通勤までの一駅分の距離や、近所の公園までのウォーキング、階段の昇降運動などから取り入れてみましょう。

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ヤニクラ症状ごとの対処法(めまい/頭痛など)

ヤニクラ症状ごとの対処法

ここでは、ヤニクラの症状ごとに「なぜ起こるのか?」「どうすればいいのか?」を紹介しています。

ヤニクラには、めまいや頭痛などの「軽度の症状」だけでなく、意識障害や嘔吐など「重度の不調」も存在します。

そこで、それぞれの症状ごとに対処法を解説していきます。

軽度の症状
重度の不調

軽度①:めまい(眩暈)、ふらつき

タバコを吸い終わって立ち上がった瞬間に、眩暈がしたりふらついた経験をした人は多くいると思います。

喫煙後に起こる体調不良(特に初期症状)として多いのが、眩暈やふらつきです。

眩暈には、目の前にある物や壁などがグルグルと回っているように感じる「回転性眩暈」と、ふわふわと体が浮いていくように感じる「浮動性眩暈」の2種類があります。

タバコを吸った後に起きる眩暈には個人差があり、回転性眩暈が起きることもあれば、浮動性眩暈が出ることもあります。

眩暈やふらつきが起きる原因は、タバコに含まれるニコチンが関係しています。

ニコチンは体内に取りこまれると血管を収縮させる作用が働きます。

血管が収縮するということは、血液が通る道が狭くなるということなので、脳への血流量が減少してしまいます。

つまり、脳へ十分な血液量を送ることができなくなった結果として眩暈やふらつきという症状が現れるのです。

眩暈やふらつきを感じたら、下記の手順で対応しましょう。

  1. 座るか横になる
  2. 目を閉じる
  3. 深呼吸をする

強い眩暈やふらつきの場合、転倒する危険性があるので、座るか横になって安全な姿勢を確保してください。

また、強い光は脳に刺激を与えてしまいます。

光の影響を受けて、眩暈やふらつきが増強してしまう可能性があるために目を閉じると良いですよ。

最後に深呼吸をしましょう。

深呼吸を行うと体内では「プロスタグランディン」という物質が多く分泌されます。

このプロスタグランディンは、血管を拡張させて血圧を下げる作用を持っています。

ニコチンによって血管が収縮している状態なので、深呼吸をして血管を拡張させ眩暈やふらつきに対応しましょう。

軽度②:頭痛、片頭痛

喫煙後の不調を感じる症状として頭痛があります。

頭痛には下記のような種類があります。

  • 頭の中から叩かれているようなガンガンすとした痛み
  • 血管が拡張することで起きるズキズキとして痛み
  • 頭を締め付けられるようなギュッとした痛み

喫煙後に起きる不調の頭痛は、ガンガンするような痛みがみられます。

頭痛が発生する原因は、煙草に火をつけると発生する一酸化炭素です。

血液中に取りこまれた酸素は、ヘモグロビンと結合することで全身へ運ばれていきます。

酸素がヘモグロビンと結合する力を1とすると、一酸化炭素がヘモグロビンと結合する力は250倍以上強いと言われています。

つまり、一酸化炭素が酸素を運ぶためのヘモグロビンを横取りしてしまうために、体や脳が酸欠状態となるのです。

結果として、頭痛が現れます。

焚火をしていて、煙を吸い込んでしまうと頭が痛くなることも同じ原理です。

また、主流煙に比べて副流煙は3,4~21,4倍ほど一酸化炭素が多いと言われています。

狭い部屋で同時に多くの人が煙草を吸うことで、一酸化炭素の濃度も高くなるために注意が必要です。

頭痛の症状が現れた時は、窓を開けるなど換気をしましょう。

もし、可能であれば屋外に出るなど新鮮な空気が吸える場所へ移動してください。

ゆっくりと呼吸をして、酸素を十分に取りこんでいれば、徐々に改善していきます。

軽度③:吐き気

煙草を吸った後に吐き気がしたり、ムカムカするような気分になることがあります。

これらの症状はニコチンが関係しています。

眩暈のところでも解説しましたが、ニコチンには血管を収縮させる作用があります。

血管が収縮して血流量が減少することで、胃や腸などの消化管の働きは悪くなります。

それと合わせて食道と胃を繋ぐ括約筋と胃と十二指腸をつなぐ括約筋が緩んでしまいます。

この括約筋が緩んでしまうと、胃液や腸液が逆流してしまい吐き気やムカムカした気分不良を起こしてしまうのです。

吐き気や気分が悪くなったときは、ベルトを緩めて締め付けを無くしたり洋服を着替えて楽な状態にして安静にしましょう。

また、水を飲むことで逆流してきた胃液などを押し戻すことができ症状が落ち着く場合もあります。

軽度④:気分の悪さ(風邪や二日酔いに似ている)

飲み会が楽しくてついついお酒を飲みすぎた結果、二日酔いになることはよくありますよね。

タバコを吸っていてもお酒と同じような二日酔いに似た気分不良になることがあります。

すでに解説したような頭痛や吐き気、動悸などといった症状がみられます。

すでに解説しているようにニコチンの血管収縮作用による影響や一酸化炭素中毒による影響が原因です。

お酒を飲み過ぎて二日酔いになった時は、水を飲みながら寝るなどして休むと回復しますよね。

タバコを吸って二日酔いのような症状が出た時も、適度に水を飲みながら安静にしましょう。

休みながら深呼吸をして酸素をしっかりと取り込むことで、より早く回復するのでやってみてください。

軽度⑤:腹痛、便意

腹痛や便意と聞くと、一見タバコとは関係ないように感じますよね。

しかし、腹痛や便意を感じる症状も、喫煙後の体調不良として現れることがあるので注意しておきましょう。

ニコチンの血管収縮作用は、大きな血管以外にも毛細血管という小さな細い血管も収縮させてしまいます。

胃の内側にある粘膜には毛細血管が多くあり、喫煙することで胃の粘膜へ供給する血液量が減少し酸欠状態となってしまうのです。

酸欠状態となることで胃の機能や抵抗力は低下します。

また、喫煙によって胃酸が多く分泌されることで腹痛へと繋がってしまいます。

また、ニコチンは血管収縮作用以外に自律神経を興奮させる作用もあります。

自律神経が興奮すると腸の運動は活発になり、便意を感じるようになります。

腹痛を感じた場合は、無理のない範囲で水を飲んで対応しましょう。

胃酸が多く分泌されている胃の中に水などを入れることで、症状を落ち着かせることができます。

軽度⑥:下痢でお腹が痛くなる

腹痛や便意が進行し、下痢症状となる場合もあります。

なぜなら、ニコチンによって自律神経が興奮し、腸の運動が異常に活発化するからです。

本来、便はゆっくりと腸の中を動きながら水分や栄養素が吸収されています。

しかし、腸の運動が活発化することで便の通過速度が上がり、うまく水分が吸収出来ないことで下痢へと繋がってしまうのです。

最初は便意を感じる程度から始まりますが、便意を通り越して下痢へと繋がります。

下痢になってしまった場合は、一度煙草を吸うのを辞めましょう。

そして、下痢になると体内から水分が抜けていくために、水分を取ることが大切になります。

水やお茶でも構いませんが、可能なら経口補水液やスポーツドリンクなど電解質が含まれている飲み物が良いですよ。

軽度⑦:貧血、頭がクラクラ、視界がぼやける

喫煙後の体調不良として、貧血症状が出たり頭がクラクラすることもあります。

貧血の具体的な症状は下記のような症状です。

  • 眩暈
  • 動悸
  • 息切れ
  • 顔色が悪い
  • 倦怠感
  • 集中力低下

貧血は一般的に血液を造るための造血細胞自体の異常や酸素を運ぶヘモグロビンが減少することで、脳へ酸素を運ぶことができなくなる病気です。

タバコを吸って起きる貧血症状のメカニズムは多少違い、原因はニコチンと一酸化炭素の影響によるものです。

貧血や頭がクラクラする理由は、ニコチンの作用で血管が収縮し脳への血流量が減ることと、一酸化炭素の作用によって酸素の供給量が減ることで脳が「低酸素状態」になるからです。

その結果、貧血症状が現れるのです。

貧血症状が出た場合は、転倒する可能性があるために、安全な場所でしゃがみ込むか横になって休みましょう。

深呼吸をしながら安静にすることが、回復の一番の近道です。

軽度⑧:手足の痺れ

タバコを吸った後に手足がピリピリとした症状が現れることがあります。

正座をして触られるだけでも痛みを感じるような強いしびれではなく、ピリピリやチクチクするようなしびれが特徴です。

手足にしびれがでるのも、またニコチンが原因です。

ニコチンは体から遠い部位にある抹消血管も収縮させる作用があります。

抹消血管はもともとが細い血管であり、収縮することで血液の循環障害がすぐに発生してしまいます。

血液が滞ることで抹消神経に障害が起き、しびれを感じるのです。

手足にしびれを感じた場合は、手足を温めてあげましょう。

体が温まると血管は拡張し、熱を逃がそうとする働きがあります。

ニコチンによって抹消血管が収縮している状態なので、温めることで血管が拡張ししびれも改善します。

また、温めるものが無ければマッサージも有効です。

もし、手足のしびれ以外に眩暈や頭痛などの症状がある場合は、横になって手首や足首を動かすなどの軽い運動をすることで、血管が拡張するので症状が改善していくでしょう。

軽度⑨:動悸、息苦しさ

動悸や息苦しいといった症状も、喫煙後にみられることがあります。

動悸とは、胸の辺りがドキドキしたり心臓が速いリズムで拍動する症状のことを言います。

胸にドキドキとした違和感を感じながら同時に息苦しくなると言ったように同時に症状が出ることも少なくありません。

ニコチンによって血管が収縮され血液量が減少すると、心臓はたくさん血液を送らないといけないと判断します。

つまり、心臓がたくさん拍動することで足りなくなっている血液量を補おうとしているのです。

もし、動悸や息苦しさを感じた時は仰向けになって安静にすることが大切です。

座っている状態だと、頭部が心臓よりも高い位置にあるので強い力で血圧を押し出そうと働きます。

しかし、仰向けになることで心臓と高さと頭の高さが平行になります。

平行になると強い力でたくさん拍動する必要がなくなるので、動悸もゆっくりと改善していきます。

軽度⑩:寒気、手足の震え

血液は体全体に酸素や栄養素を運ぶ役割があります。

それ以外にも体内で発生した熱を伝える役割も行っています。

何度も説明していますが、ニコチンによって血管が収縮し血液量が減れば、体の末端に熱を送り届けることが出来なくなります。

手足に震えが出たり寒気を感じた場合は、温めてあげましょう。

また、眩暈などの体調不良が無ければ軽く散歩する程度の運動で改善が見込めます。

散歩することで体内で熱が発生し、同時に血管が拡張して血液量も増加するため効率良く症状を回復させることができます。

軽度⑪:手汗

タバコを吸った後に、手汗をかく人もいます。

ニコチンが体内に入ると自律神経が刺激され、交感神経の働きが活発化します。

交感神経の働きが活発化すると汗腺を刺激して発汗を促すという反応が起きます。

例えば、辛いものを食べると自然と汗をかいていますよね?

これも同じ反応が起きています。

手汗は止めようと思っても止まるものではありません。

市販で販売されているボディーシートや消毒シートを使うと良いでしょう。

このようなシートにはアルコール成分が含まれています。

アルコールは気化するタイミングで手の表層の温度を下げてくれます。

手汗がひどくなる人は、普段からアルコール成分が含まれたシートを持ち歩くようにしましょう。

軽度⑫:だるさ、体の重さを感じる

頭痛や吐き気など特定の症状はないけど「だるい」「体が重く感じる」といった症状が出ることがあります。

ニコチンの血管収縮作用による血液循環不全や一酸化炭素による酸素供給量が低下することで、全身に必要な酸素や栄養素の供給が出来ずにだるいといった症状がみられます。

例えば、全力で走ったあとで息切れが収まったにも関わらず体が重く感じたことがあると思います。

これも全身への酸素供給が完全ではなく、だるさとして症状が現れている状態です。

だるさを感じるときは、ゆっくりと休むしかありません。

また、普段から慢性的に体が疲れていたり睡眠不足が続いていたりするとだるさや体が重く感じることがあります。

思い当たる場合は、一度生活習慣も見直してみましょう。

軽度⑬:眠気、手足の冷え

禁煙すると眠くなると良く言われますが、タバコを吸った後に眠くなると言った症状がみられることがあります。

一酸化炭素による影響で、脳に十分な酸素を供給できないために眠気が襲ってくるのです。

また、ニコチンは交感神経を刺激するために覚醒作用が働いてしまいます。

寝る前に必ず一服する習慣がある人は、睡眠の質が低下している可能性も考えられます。

自分ではよく寝たと思っていても、睡眠の質は悪く体の疲れは取れていないために眠気を強く感じてしまうでしょう。

手足の冷えは、ニコチンの作用で血管が収縮し、血液量が少なくなることで、熱を伝えることが出来ずに手足が冷えるといった症状に繋がります。

いつもタバコを吸った後に眠気が襲ってくる場合は、普段から寝不足の可能性が高いと言えます。

まずは、しっかりと睡眠時間を確保して体調を整えましょう。

軽度⑭:頭がボーっとする、深く考えられない

頭がボーっとしたり、集中力できない、頭にモヤがかかっているような感じがあることもタバコを吸った後の不調の症状です。

ニコチンの血管収縮作用で血液量が低下することと、一酸化炭素による酸素供給量の低下によって脳の働きが低下し、頭がボーっとした状態になります。

頭がボーっとしているときは、事故などに繋がり危険性も高いので安静にしましょう。

また、可能なら軽いストレッチなどを行うことで、血液循環も改善し症状も緩和します。

重度①:意識が朦朧(もうろう)とする、平衡感覚を失ってフラフラする

軽度な不調のところでも解説していますが、頭がボーっとしたり頭痛がするなどの症状が悪化していくと意識が朦朧となり立つことや歩けない状態になります。

原因は一酸化炭素中毒によるものです。

血中の一酸化炭素ヘモグロビン濃度が40~50%になると意識混濁や失神になる可能性があります。

さらに、一酸化炭素ヘモグロビンが50~80%になると意識消失や痙攣、呼吸停止という症状がみられます。

もし、このような状態になった場合は、命に関わる危険な状態です。

無理に起きないで近くの人に助けを求めましょう。

重度②:嘔吐(ゲロを吐く)

吐き気のところでも解説しましたが、ニコチンの作用により食道や十二指腸をつなぐ括約筋が緩むことで、食べ物や胃液、腸液の逆流がおこり吐き気が生じます。

胃の中に何か入っていれば、嘔吐してしまうこともあるでしょう。

嘔吐だけなら、経口補水液などの電解質を含んでいるドリンクを飲みながら回復を待つことも可能です。

しかし、意識が朦朧としている状態で嘔吐すると嘔吐物が口を塞いでしまい窒息してしまう可能性も考えられます。

嘔吐することも十分に注意することが必要です。

重度③:気絶/失神(脳梗塞により倒れる)

タバコを吸うと動脈硬化になるリスクが高くなり、動脈硬化によって脳梗塞のリスクも高くなります。

タバコを吸うと体の中では以下のようなことが起きています。

  1. 血管の内側が傷つきコレステロールが入り込む
  2. 血小板が付着し血管内に血栓ができる
  3. 血管内が狭くなり、血管自体も固くなる(動脈硬化)
  4. 血管に強い圧が加わると血栓が飛び脳梗塞になる

血栓が詰まる血管の場所によっても異なりますが、脳への血流が止まってしまうと酸素不足となり10秒程度で意識を無くしてしまいます。

意識を消失してしまうと、動けないために自分では何もすることはできません。

最悪の場合、命の危険も出てくるので脳梗塞になるリスクもあるとしっかり覚えておきましょう。

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ヤニクラの症状はいつまで続く?

ヤニクラの症状はいつまで続く?

ヤニクラになると、以下のような不安を抱く人もいるのではないでしょうか。

「この辛い症状は、いつまで続くの?」
「タバコを吸うたびに、ヤニクラし続けるの?」

ですが、軽度のヤニクラであれば、喫煙を中止すれば次第に症状は軽くなっていくので安心してください。

ヤニクラはどのくらいで治る?(症状の継続時間)

結論から言うと、ヤニクラの症状が治る時間には個人差があります。

また、同じ人でもタバコの種類やその時のコンディションによっても、治る時間に違いは出てきます。

少量のニコチンの摂取であれば、ヤニクラの症状は「15分〜30分程度で回復する」と言われています。

しかし、チェーンスモークをしてニコチンを大量に摂取した場合、ヤニクラの症状が重くなるので治るのも遅くなりがちです。

さらに寝不足時や飲酒時は、普段より治るのが遅くなってしまうことも。

また、換気の悪い室内で喫煙している場合は、たとえ喫煙を中止したとしても、副流煙に含まれるニコチンを吸ってしまうためヤニクラの症状が続いてしまう可能性があります。

ヤニクラはどのくらいで慣れるの?(喫煙しても症状が出なくなるまで)

ヤニクラは喫煙初心者や、しばらく禁煙していた人が喫煙を再開した時によく起こります。

ヤニクラに慣れるかどうかも個人差は大きいですが、喫煙を始めてから1週間程度で慣れる人が多いようです。

しかし、中には「いつまで経ってもヤニクラが続く」という人もいます。

これは体質などさまざまな原因が考えられるので、無理して喫煙するのはおすすめしません。

もし辛い症状が続くのであれば、「禁煙する」か「電子タバコによる喫煙を選択する」のもいいでしょう。

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ヤニクラを防ぐ方法(予防策)

ヤニクラを防ぐ方法(予防策)

ここでは、「ヤニクラを防ぐ方法」を見ていきます。

タバコを吸うたびに毎回頭がクラクラする原因は、体質的にニコチンを分解する機能が低いためです。

そのため、ヤニクラしないためには、短時間でタバコを連続で何本も吸ったり、煙を一度に深く吸い込みすぎないように注意しましょう。

また、喫煙する際は、換気がしっかりとされている環境で吸うようにしましょう。

そして「寝起き」や「睡眠不足のとき」は、脳の酸素が不足しており、ヤニクラが起きやすいので喫煙を控えましょう。

ニコチンやタール値が低いタバコに変えるのも一つの手です。

それでも喫煙すると毎回頭がクラクラするヤニクラ症状が出てしまう場合は、ニコチン・タールが含まれていない電子タバコを試してみましょう。

[詳しく見る] ヤニクラしない方法(5選)

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初心者が抱くヤニクラの疑問

初心者が抱くヤニクラの疑問

タバコ初心者の人は、ヤニクラについて色々な疑問を持っていることでしょう。

そのままでは、これからタバコを吸うことに不安があって前に進めないかもしれません。

ここでは喫煙の初心者が感じる疑問について、しっかり答えていきます。

ヤニクラが起きるって恥ずかしい?(ダサいこと?)

ヤニクラは、タバコを吸う人にとっては誰もが必ず通る道です。

これまで経験したことのない、ニコチンや一酸化炭素などの有害物質を吸収し、体に取り込むわけですから、どんな人の体も驚いて、さまざまな反応を起こすことは当然です。

また、ヤニクラは喫煙初心者に出やすい症状ですが、長年喫煙しているベテランの人でもヤニクラになることはあります。

ヤニクラになるのが「恥ずかしい」と感じて、我慢をしたり、平気なフリをして喫煙を続けてしまったりすると、重症化して倒れてしまう可能性があります。

少しでもクラクラしたり吐き気がしたりする場合は、すぐに喫煙を中止して様子を見てくださいね。

どうしても喫煙したい場合でも、休憩をとりながら、口腔喫煙(ふかし)に切り替えるなど工夫をしてください。

頻繁にヤニクラになる、どう対処したらいい?

毎回と言っていいほど、頻繁にヤニクラになる場合は、以下の方法を試してみましょう。

  • 喫煙の間隔を空ける
  • 口腔喫煙(ふかし)をする
  • ニコチン量の少ないタバコ、もしくはiQOSに切り替える
  • 電子タバコに切り替える
  • 禁煙する

一番のおすすめ方法は「禁煙」ですが、難しいようなら電子タバコに切り替えましょう。

ただし、喫煙初心者でもニコチン依存症になっている可能性が高いので、ニコチンの入っていない電子タバコへ切り替える時は禁煙する覚悟で行いましょう。

禁煙や電子タバコへの切り替えは早ければ早いほど簡単にできるはずです。

いつまで経ってもヤニクラに慣れない

喫煙を頻繁にしている場合、一酸化炭素の影響で体は常に酸欠状態となっています。

この状態でさらに喫煙するとふらつきなどのヤニクラの症状が出やすくなります。

ヤニクラになっているのは、体からSOSサインが出ている状態だと考えてください。

慣れてしまう方が危険な状態です。

ヤニクラに慣れないと落胆せずに、上記の対処法を試してみましょう。

また、体質的にヤニクラになりやすい人である場合や、疲れや寝不足でヤニクラになりやすい状態である場合もあります。

このような場合が考えられるのなら、無理して喫煙しないようにしてください。

ヤニクラにならない人の特徴を知りたい

ヤニクラしにくい人は、体質や慣れ以外だと以下の特徴が考えられます。

  • 喫煙本数が少ない
  • ニコチン量の少ないタバコを使用している
  • 口腔喫煙(ふかし)をしている
  • 喫煙の間隔をあけている
  • 外もしくは換気のしてある場所で喫煙している
  • 疲労や寝不足が解消されている

冒頭で説明した「ヤニクラになるタバコの吸い方」をしていない人が、ヤニクラしにくい人と言えますね。

ヤニクラにならないためには?(克服方法)

タバコに慣れることでヤニクラを克服できる人もいます。

それ以外の方法では、ニコチンを肺に入れないように口腔喫煙(ふかし)に切り替えたり、疲労や寝不足を解消してから喫煙しましょう。

ヤニクラを克服しようとして、ニコチン量の多いタバコを吸ったり、喫煙回数を増やしたりすることはニコチン中毒を引き起こしてしまい、大変危険なので避けましょう。

ヤニクラの症状が長時間続くけど、どうすればいいの?

まず、ヤニクラの症状が出た場合は喫煙を中止してください。

ヤニクラが続く場合は以下を試して、体調が戻らなければ早めに病院へ受診しましょう。

  • 部屋の換気をする
  • 締め付けのない、楽な服装に着替える
  • 横になる
  • 水を飲む
  • 軽いストレッチを行う

また、激しく嘔吐する、ふらついて歩けないなど重いヤニクラになってしまった場合はすぐに救急車を呼んでください。

妊娠の超初期、産後に喫煙するのは危険?ヤニクラも起きやすくなる?

妊娠の超初期は体調が揺らぎやすく、すでに胃の不快感や寝不足などの不調が出ている可能性もあります。

この状態で喫煙すると、ヤニクラになりやすいでしょう。

また、産後に久しぶりに喫煙すると、ニコチンへの耐性がなくなっているため、ヤニクラになりやすいです。

体がニコチンに慣れていないので、少しのニコチン量でもヤニクラになってしまい、重い症状に悩まされる人もいます。

妊娠中の喫煙は、ニコチンの血管収縮の影響で胎児に栄養が行き渡らず、胎児の発育に影響が出る危険性があります。

また、産後は体調が万全でない場合が多く、喫煙によって体調が不安定になるほか、授乳中の場合は母乳にニコチンが移行し、赤ちゃんがニコチン中毒になってしまうことがあり大変危険です。

また、ニコチンの血管収縮作用により母乳の出が悪くなる可能性があります。

VAPE(電子タバコ)も発がん性物質が含まれていると言われていて、健康に全く害が無いというわけではありません。

妊娠中及び授乳中は、タバコだけでなくiQOSやVAPEの使用も控えてください。

ヤニクラの症状は喫煙後すぐ?それとも時間差で来る?

ヤニクラが起きる早さは、個人差があります。

すぐヤニクラが起きる人もいれば、喫煙を始めてから数分経ってからヤニクラが起きる人もいるのです。

ヤニクラの原因であるニコチンは、肺に入るとすぐに吸収されて全身へ作用します。

そのため、タバコを吸って1分も経たずにヤニクラが起きる人もいます。

また、ニコチンの吸収量が増えることによりヤニクラが起こりやすくなるため、喫煙を始めてしばらく経ってから症状が出る人もいるので、立て続けにタバコを吸うチェーンスモークは控えた方が良いでしょう。

ヤニクラになる「タバコを吸えている証明」なの?

タバコのニコチンは肺から吸収されるので、ヤニクラを起こすということはタバコの煙をしっかり吸い込めている証拠です。

ただし、ヤニクラは全身が酸欠になっている状態で危険です。

タバコを吸った量と比例してヤニクラの症状は重くなり、ニコチン中毒になる可能性が高くなるので、ヤニクラになったらすぐに喫煙は中止しましょう。

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ヤニクラのよくある質問と回答

ヤニクラのよくある質問と回答

ヤニクラについてよくある質問と回答をまとめています。

そもそも「ヤニクラ」と言われる意味や、ヤニクラの症状の改善方法などについて回答していきます。

ヤニクラの意味は?

ヤニクラとは、「タバコ(ヤニ)を吸うと、クラクラする感覚になる症状」のことを言います。

喫煙によるクラクラと感じる眩暈・頭痛・吐き気・痺れなどさまざまな症状のことを、ヤニクラが起きていると表現されます。

タバコそのもののことを「ヤニ」と呼ぶことから、クラクラする症状とかけ合わせて「ヤニクラ」という呼び方ができたようです。

「ヤニ」はタバコの煙に含まれるタールのことを指し、喫煙すると歯が黄ばむのはタールによるものです。

ヤニクラになる原因は、タールではなくニコチンの作用の影響が大きく関わっています。

しかしタールが高いタバコはニコチン含有量も多いので、タール数もヤニクラに関係してくるでしょう。

ヤニクラは気持ち悪い?それとも気持ちいい?

「めまい」や「吐き気」などを伴うヤニクラは、本来は「気持ち悪い!」と感じる人が大半です。

しかし中には、ヤニクラの「頭がフワフワする状態が気持ちいい」と感じ、クセになる人もいます。

その理由は、ヤニクラによって脳が酸欠になっている時の「フワフワとした浮遊感」や「現実を忘れさせてくれる解放感」を気持ちいいと感じるのです。

また、ニコチンによって脳の報酬系が刺激され、ドーパミンが放出されることで幸福感を感じている可能性もあります。

中には喫煙することで眠気が覚めて、一時的に集中力が増す人もいるでしょう。

しかし、これはニコチン依存症の典型例です。

ニコチン依存症になると、ニコチンの作用が切れるとイライラ感が増えて、喫煙がやめられなくなります。

タバコによる気持ちよさは、ニコチン依存症になっている「ベテラン喫煙者に多い」と言われています。

副流煙からの受動喫煙でもヤニクラする?

副流煙にもニコチンや一酸化炭素は含まれているので、もちろん受動喫煙でもヤニクラの症状は起こります。

換気の悪い場所で、密集した状態で複数人が喫煙した場合、副流煙の充満によりヤニクラの原因となっているニコチンや一酸化炭素の摂取量が増え、ヤニクラが起きやすくなります。

ニコチンや一酸化炭素による血管収縮作用や血行不良により全身に酸素がまわらなくなり、貧血症状や酸欠をおこしやすくなるからです。

iQOS(アイコス)から紙タバコに変えるとヤニクラする?

アイコスでもヤニクラをするので、アイコスから紙タバコに変えることで、ヤニクラのしやすさという点ではあまり変わりがありません。

アイコスは電気加熱して吸う「加熱式タバコ」のことで、タールが少ないものが多いですがタバコ葉を使っているのでアイコスでもヤニクラが起きます。

タバコ葉にはヤニクラの原因となるニコチン・一酸化炭素が含まれているからです。

ニコチンとタールが0の電子タバコ以外は、ヤニクラが起きる可能性は避けられないでしょう。

iQOS(アイコス)はヤニクラがひどいって本当?

アイコスは紙タバコよりも有害物質が少なく、吸いやすくてヤニクラが起きにくいイメージがあるかもしれません。

しかし、アイコスと紙タバコは吸い方が異なるため、1回に吸うニコチン摂取量に違いがあります。

紙タバコは、吸って口腔内に含んだ煙を空気と一緒に肺に入れますが、アイコスの場合は吸った分だけ煙が肺に広がります。

紙タバコを吸っていた時と同じように、煙を深く吸い込んでしまうとニコチンを大量に摂取してしまい、ひどいヤニクラが起きてしまうでしょう。

特にタールの低い紙タバコを吸っている人が、アイコスで煙を吸い込みすぎてしまうとひどい吐き気をもよおすことがあります。

ニコチンの吸収を抑えるために、アイコスは浅く吸うようにしましょう。

iQOS(アイコス)のメンソールならヤニクラはマシになる?

アイコスのメンソールは一酸化炭素の含有量が紙タバコより少し低いものが多いため、ヤニクラが起きにくいと感じる人もいるようです。

またメンソールはリラックス効果と覚醒効果によって、気持ちを落ち着かせてなおかつ頭がスッキリする実感が得られます。

そのようなメンソール自体の効果によって、ヤニクラを感じにくいと言われています。

しかし、アイコスのメンソールはタール値やニコチン量は紙タバコとあまり大きな差はありません。

メンソールでもニコチンや一酸化炭素が含まれていることに変わりはないので、煙を大きく吸うとヤニクラが起きる危険性があることは理解しておきましょう。

ヤニクラを英語で表記すると?

ヤニクラの英語表記は「Yanikura」です。

ヤニクラは「タバコを吸ってクラクラすること」の意味を指しますが、俗語になるのでそのまま「Yanikura」と表記されます。

英語でこのヤニクラの症状を表す場合は「high on cigarettes」になります。

ヤニクラで頭痛がひどいけど、タールの量を下げる方がいい?

ヤニクラの症状では頭痛も起こります。

タールはヤニクラ直接的な原因ではないですが、タールが高いとニコチンの量も多くなるためタールが高いタバコはヤニクラを起こしやすいです。

ニコチンには血管収縮作用があり、脳の血流が悪くなることで頭痛を引き起こすからです。

あまりにひどい頭痛が起こる場合は、吸っているタバコのタールの量を下げることを検討しましょう。

それでもヤニクラが起きる場合は、体質的にヤニクラが起きやすくタバコが合わないということなので禁煙するか、タール・ニコチンが0の電子タバコに切り替えましょう。

今すぐできる、ヤニクラの症状を改善・軽減できる方法は?

ヤニクラの症状を改善、もしくは軽減するにはいくつか方法があります。

まずは横になってゆっくり休む体勢をとるのが大事です。

できれば部屋の換気をして大きく深呼吸をして新しい酸素を取り込むようにしましょう。

水分も多めにとってなるべくニコチンを排出しやすくしましょう。

衣服や下着の締め付けによっても血流を悪くしてしまいます。

ベルトを緩めたり、大きめのゆったりとした服に着替えましょう。

マッサージやストレッチも血液の循環をよくしてくれます。

少し症状が回復してきたら、軽い運動をしてみましょう。

酸素を全身に運び血管拡張をさせることによってヤニクラの症状を改善します。

対処法としては、血液の流れをよくして脳に酸素を送り込むことと、血液内のニコチン量を下げることが大切です。

ヤニクラが起きて辛いときは、症状を改善する方法をぜひ試してみてください。

ヤニクラって何の略語?正式名称は?

ヤニクラとは「タバコ(ヤニ)を吸ってクラクラする感覚がする」という症状に対してつけられた名称です。

「ヤニ」と「クラクラ」を略して一般的に「ヤニクラ」と言われています。

いわゆる俗語であり、正式名称とされる言い方はありません。

タバコそのものを「ヤニ」という言い方をするので、「ヤニクラ」という呼び方をされるようになったと言われています。

ヤニはタールのことを指し、歯の黄ばみの原因になる成分で、実際にタールはヤニクラの直接的原因ではありません。

ただし、タール値が高いタバコはニコチン量も多くなります。

酔い止め薬を飲めば、ヤニクラの症状は解消する?

自動車などの乗り物酔いに使われる酔い止め薬は、ヤニクラの症状を改善する薬ではありません。

酔い止め薬は、自律神経に働きかけ、乗り物の揺れによって起こる平衡感覚の乱れを抑制する作用があります。

吐き気を抑える効果はありますが、ヤニクラの症状が起きる原因を抑えるものではありません。

ヤニクラによる眩暈や吐き気は、ニコチンによる血管収縮作用による貧血や、一酸化炭素中毒による酸欠症状から起きています。

なので酔い止め薬の作用では、ヤニクラによって起きている眩暈や吐き気症状を根本から解消することはできないでしょう。

ヤニクラの症状が起こっても大丈夫?それとも体に良くない?

ヤニクラは脳に酸素が行き届いておらず脳貧血や酸欠症状を起こしている状態のため、体にとっては良くない症状です。

ヤニクラの症状としては眩暈や頭痛、吐き気がよく知られていますが、ひどい場合は痺れや震えが続いたり胃痛が起きたりします。

脳に酸素がまわっていない状態が長く続くと、嘔吐や、倒れてしまうこともあり非常に危険です。

最悪の場合、意識が消失してしまうこともあります。

初心者の場合はヤニクラが起きやすいので、早いペースで吸わない・煙を深く吸いすぎないなど、なるべくヤニクラしにくい吸い方をするようにしましょう。

ヤニクラが起きたらすぐに、喫煙をやめて体調が回復するまで身体を休めるようにしてください。

深呼吸をする・水分をとる・締め付けのある服は緩めるなど、対処法も知っておくことも重要です。

ヘビースモーカーでもヤニクラするものなの?

ヤニクラは、基本的には喫煙初心者に起こりやすいと言われており、タバコに慣れてくるとヤニクラしにくくなることが多いです。

ヘビースモーカーの場合、ニコチンの耐性がついておりヤニクラが起きにくい人もいるでしょう。

しかしヘビースモーカーでも、その日の体調や喫煙量によってはヤニクラすることもあります。

喫煙をずっと続けていると、血液中の酸素が不足している状態になっているので、重度のヤニクラが起きる場合があります。

重度のヤニクラが起きると、震えが止まらなかったり、時には失神してしまうこともあるでしょう。

少しでも疲労や体調不良を感じるときは、なるべく喫煙を控えましょう。

CBDを吸ってもヤニクラするの?

CBDとは「カンナビジオール」のことで、大麻からとれる成分の一種です。

大麻草の茎や種子に含まれています。

CBDはヤニクラの原因となるニコチンや一酸化炭素が含まれているタバコとは異なるため、ヤニクラすることはないでしょう。

CBDはリラックス効果があり、気分を落ち着かせたりストレスの軽減につながると言われています。

中毒性や習慣性がないことから、医療や健康、美容のために使用できる成分として話題になっています。

リラックス効果の他にも、炎症抑制作用があり皮膚のアレルギーや炎症、炎症性の腸疾患や免疫疾患にも治療効果が期待されています。

喫煙初心者ですが、タバコを吸うと足がふらつくのはなぜ?

喫煙初心者は、タバコに含まれるニコチンの作用を受けやすいのでヤニクラしやすいです。

足がふらつくのは、ヤニクラによる症状で眩暈が起きているからでしょう。

タバコに含まれるニコチンと一酸化炭素により、血流が悪くなり酸素が全身に行き渡らなくなるので脳貧血や酸欠を起こします。

クラクラとした眩暈や震え症状が出るため足元がふらつくのです。

ひどい場合は、立っていられなくなり転倒につながる危険性もあるので、喫煙初心者はチェーンスモークしたり、タバコの煙を深く吸い込みすぎたりしないように注意しましょう。

タバコに耐性がないと、一本吸っただけでもヤニクラする?

タバコに耐性がない喫煙初心者の場合は、タバコを一本吸っただけでもヤニクラする可能性が高いでしょう。

タバコに含まれるニコチンの影響を受けやすいからです。

ニコチンはヤニクラを起こす原因のひとつです。

ニコチンには、血管収縮作用があり血液の流れを悪くしてしまうため脳に酸素が行き渡りにくくなります。

またタバコに含まれる一酸化炭素も血液中のヘモグロビンと結合して、全身に酸素を送る機能を妨げます。

それによって軽い酸欠状態を引き起こし、クラクラとした眩暈や頭痛、吐き気などのヤニクラと呼ばれる症状が出るのです。

ヤニクラが起きるタバコの本数は?

ヤニクラが起きるタバコの本数は、人によって異なるので明確に決まってはいません。

タバコに耐性があるかどうかも個人差があります。

基本的には短時間に連続で何本もタバコを吸う方が、ヤニクラが起きやすくなります。

しかし睡眠不足や疲労が蓄積しているときなどに喫煙すると、いつもより少ない本数でもヤニクラする場合もあります。

喫煙初心者や、禁煙明けに久しぶりに喫煙する場合は一本でもヤニクラすることが多いでしょう。

ヤニクラの原因としては、タバコに含まれるニコチンという成分です。

ニコチンが血管を収縮させ脳に酸素を届きにくくしてしまうので、酸欠状態が起きるのです。

生理中に煙草を吸ってもヤニクラは起きる?

生理中にタバコを吸っても、もちろんヤニクラは起きます。

そもそも生理中は出血が起きているので貧血状態になりやすく、イライラしたり腹痛がしたり体調が安定しない期間なので、よりヤニクラ症状がひどくなる場合があります。

体調を悪化させたくないなら、生理中は喫煙を控えることが望ましいでしょう。

また、喫煙は女性ホルモンの分泌を抑制してしまうため、ホルモンバランスの乱れが起きやすくなります。

それによって生理不順や生理痛の悪化、不妊や骨粗鬆症のリスクを高めてしまいます。

女性の喫煙は女性特有の病気をもたらすことにつながり、体への負担が大きいといえるでしょう。

ヤニクラの症状が次の日(翌日)まで持ち越されることってあるの?

ヤニクラの症状は、しっかりと身体を休めたり深呼吸をするなどの対処法をとることで、すぐに回復してくることが多いです。

通常であれば10分程度で、体調がよくなってきます。

しかし、もともとの体調不良と重なって重度のヤニクラが起きた場合は完全な回復に時間がかかり、ヤニクラの症状が翌日まで続いてしまう可能性もあるでしょう。

ニコチンによる血管収縮作用や一酸化炭素中毒によって、酸素が脳に行き渡らなくなり酸欠状態を起こしているので、ヤニクラ症状が長引く場合は非常に危険です。

ヤニクラが治らない場合は早めに病院に相談するようにしましょう。

ヤニクラって病気の一種なの?

喫煙により、眩暈や頭痛、吐き気や震え症状などが起こることを総称して「ヤニクラ」と呼びます。

ヤニクラは一時的な症状であり、病気の一種ではありません。

タバコに含まれるニコチンが原因でヤニクラが起きます。

ニコチンは血管を収縮させる作用があり血流を悪くします。

また一酸化炭素も血液中の酸素を運ぶ赤血球のヘモグロビンと結合し、酸素を運搬する機能を低下させます。

血液中の酸素が脳に回らなくなることで、脳貧血・酸欠状態になってしまうのです。

ヤニクラの症状が起きた場合は、喫煙を止めて正しい対処法を行うことで症状が改善できます。

ピルを服用しながらの喫煙だと、ヤニクラがひどくなるの?

月経困難症の治療や避妊目的で使われる女性ホルモン剤のピルは、服用により気持ち悪くなるなど、消化器症状の副作用があります。

ピルの服用中に喫煙をすることで、ヤニクラの症状がより悪化する可能性はあるでしょう。

また、ピルには副作用として血栓症のリスクがあり、喫煙との組み合わせによってリスクを高めてしまいます。

そのような危険性があることから、ピル服用中の喫煙は推奨されていません。

35歳以上のピル服用中の女性が喫煙をすることは禁忌となっています。

禁煙明けの一服はヤニクラしやすいって本当?

禁煙明けの一服は、ヤニクラしやすい可能性が高いと言われています。

しばらく禁煙をしていて、急に喫煙をすると体がニコチンや一酸化炭素の影響を受けやすくなっているためヤニクラが起きやすくなりとても危険です。

禁煙期間を設けて久しぶりにタバコを吸う場合は、短時間に連続で何本も吸ったりせずゆっくり時間をかけて吸うようにしましょう。

また肺に深く煙を吸い込みすぎないように気をつけましょう。

もしクラクラしたり吐き気がするようでしたら、無理に吸うことはせずゆっくりと横になって休むようにしてください。

タバコに向いてない人はレギュラーでもヤニクラするの?

タバコに向いていない人は、ニコチンの耐性がつきにくくニコチンを分解する機能が低いためヤニクラしやすい体質の場合があります。

そのような人は、タバコはレギュラーでもメンソールでもヤニクラしやすいでしょう。

ヤニクラの原因はタバコに含まれているニコチンです。

ニコチンの血管収縮作用により、血液中の酸素が全身に行き渡りにくくなり脳に酸素がまわらなくなります。

結果、脳貧血や酸欠症状を引き起こしてしまいます。

ヤニクラしやすい煙草ランキングは?

ニコチン・タールの量が多いほどヤニクラしやすいタバコになります。

ヤニクラはニコチンの血管収縮作用によって起こる酸欠状態のことであり、ニコチンはヤニクラを引き起こす原因です。

タールはヤニクラの直接的な原因ではないものの、タールが高いタバコはニコチンの量も多くなります。

ニコチン・タール量が多いタバコの銘柄として有名なのは、「ガラム・スーリヤ」、「ヒーローイエロー」、「ジャルムスーパー16」、「ヒーローレッド」などがあげられます。

ニコチンやタールの量が多いタバコほど、ヤニクラしやすいためとても危険であることを覚えておきましょう。

ヤニクラせずに、安心して吸えるタバコの代用品は?

ヤニクラが起きる心配をせずに、安心して吸えるタバコの代用品としてはニコチン・タールが0の電子タバコがあります。

電子タバコはタバコ葉を使っていないため、ニコチン・タールを含まないのが特徴です。

ヤニクラの原因となるニコチンを含んでいないので、ヤニクラが起きることもありません。

喫煙を続けていても、タバコに慣れずヤニクラの症状がどうしても辛い場合は体質的にタバコが合わないという可能性があります。

そのような人は、いつでも安心して吸える電子タバコをおすすめします。

ヤニクラの症状に対して不安になることなく、喫煙を楽しめるアイテムです。

ニコチン配合量が1ミリ、3ミリ、5ミリ、6ミリ、8ミリだと、どれが一番ヤニクラしやすいの?

ヤニクラの原因はニコチンなので、基本的にはニコチン配合量が多い8ミリのタバコのほうがヤニクラしやすいでしょう。

しかし、タバコの吸い方によってもニコチンの摂取量は異なります。

口腔喫煙より肺喫煙の方がニコチンの摂取量が高くなるからです。

ニコチン配合量が少ないタバコでも、煙を深く吸いこむとニコチン摂取量が高くなりヤニクラを起こしやすくなります。

肺喫煙はタバコの有害物質を多く吸収することになり、ヤニクラが起きやすくなること以外にも、喫煙による動脈硬化や肺がんのリスクを高めることになります。

ニコチンと違い、タールはヤニクラの原因にならないの?

タールやニコチンの量が多いタバコほど、ヤニクラしやすいです。

しかし、タールはヤニクラの直接的な原因にはなりません。

ヤニクラの原因はニコチンの血管収縮作用と、一酸化炭素中毒によって起きる症状だからです。

ただし、タールが高いとニコチンの量も多いので、タールの高いタバコを吸うとヤニクラが起きやすいと言われています。

タール自体も有害物質が含まれているため、体に対する健康被害を及ぼしていることになります。

ヤニクラの症状が辛い方は、タール・ニコチン量の少ないタバコに変えるか、ニコチン・タール0の電子タバコを試してみてもいいでしょう。

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タバコの種類を徹底解説

タバコの種類を徹底解説

現在利用されているタバコにはさまざまな種類・形態があり、世界の各地で用いられています。

タバコの種類ごとに特徴があるものの、たばこの葉を使用しているものは基本的にヤニクラの原因となるニコチンが含まれているため健康への影響があります。

ここでは各たばこの特徴について詳細を解説していきます。

紙巻たばこ(シガレット)

「紙巻きたばこ(シガレット)」とは、たばこの葉を細かく刻んだものを紙で細長く巻き上げたもので、私たちが普段よく目にする最もメジャーなタバコです。

当然ながら葉たばこを使用しているのでニコチンが含まれており、ヤニクラが引き起こされる危険性があります。

紙巻たばこの構造は、「刻(きざみ)」「巻紙(まきし)」「フィルター」「チップペーパー」と呼ばれる4つのパーツから出来ており、「刻(きざみ)」と呼ばれる部分は葉たばこを細長く刻み乾燥させたものです。

喫煙の際には「巻紙」と「刻」に火をつけて発生させた煙を吸いますが、この煙にニコチンが含まれています。

紙巻きたばこの場合、煙は基本的にフィルターを通して吸うためニコチンが軽減されますが、ゼロになることはありませんのでヤニクラ発生の危険性は確実にあります。

メーカーや銘柄ごとに使用する葉たばこやブレンド方法が異なることでニコチンの含有量も変わってきます。

紙巻たばこのニコチン含有量はパッケージで確認することができるので、特に初めてタバコを吸う人はヤニクラの危険性を考慮して含有量が少ないものから選ぶことをおすすめします。

ここで豆知識ですが、紙巻たばこの発祥は南米の先住民族がトウモロコシなどの植物の葉を使ってたばこの葉を巻いたものが原型といわれています。

その原型を基にヨーロッパ人の間で植物の葉の代わりに紙を使用して巻く方法が広まり、やがてヨーロッパの各地そして世界各地へと伝わっていったそうです。

葉巻(シガー)

「葉巻(シガー)」とは、「たばこの葉」を「たばこの葉で巻いて」作られたもので、製法や種類によってさまざまな形状・長さ・太さのものがあります。

葉巻も葉たばこを使用しているのでニコチンが含まれており、ヤニクラを引き起こす危険性があります。

葉巻には使用される原料や製造方法により、大きく「プレミアムシガー」と「ドライシガー」の2種類に分けられます。

プレミアムシガーは、「フィラー」と呼ばれる味と香りを形成する葉たばこを「バインダー(中巻葉)」さらに「ラッパー(上巻葉)」と呼ばれる2つの葉たばこでくるむ3層構造になっています。

ドライシガーの場合、バインダー(中巻葉)部分がシートたばこ、フィラーには細かく刻まれた葉たばこが使用されているのが一般的であり、この点がプレミアムシガーとの違いになります。

また、ドライシガーの中でも紙巻たばこに似た形状のものは「リトルシガー」と呼ばれます。

このように葉巻は中心部から外層まで全て葉たばこからなるためニコチンも多く含み、ヤニクラを引き起こす可能性が高くなります。

一方で葉巻は紙巻たばこと比較して喫煙時間が長く、ゆったりと煙をふかしながら豊かな香りを楽しむのが一般的ですので、吸い方次第では時間当たりのニコチン摂取量を抑えることでヤニクラが発生しにくくすることも可能です。

ちなみに葉巻の歴史はタバコの中で最も古く、発祥はメキシコを中心とするメソアメリカ文明が発展した古代から親しまれていたとされています。

水たばこ(シーシャ)

「水たばこ(シーシャ)」とは、水パイプという喫煙具を使用し、タバコの煙を水にくぐらせてろ過した煙を吸うタバコです。

中近東で発明されたと言われ、現在でもトルコなど中近東のイスラム圏の国でコーヒーハウスやチャイハネと呼ばれる喫茶店でシーシャを楽しむ光景が見られます。

また近年では日本での認知度も高まり、水タバコを提供するお店やネットショップでの購入も可能になっています。

水たばこの構造は、たばこの葉を燃やす「火皿」、火皿からでる煙を通す「管」、水を溜めたガラスや陶器、金属製の「壺」、水にくぐらせた煙を吸う「長い管(ホース)」で構成されており、全体の大きさは小さいもので20センチ程度から大きいもので80センチ程度になっています。

水たばこ用のたばこは、刻んだ葉たばこに香料と糖蜜などを加えるのが一般的であり、ストロベリーやアップルなどのフルーティーなものも多いため、初心者や女性にも試しやすいのが特徴です。

基本的に葉たばこを使用するためニコチンは含まれているものの、煙を水にくぐらせているため体内に摂取されるニコチン量はかなり減退されます。

また、タバコ類似品として葉たばこではなくお茶やフルーツのシロップ漬けなどを媒介にしたニコチンフリー商品も市販されており、これらはヤニクラの危険性がありません。

水たばこを使用する際には、葉たばこ由来なのかその他由来なのかをしっかり確認することがポイントになります。

ニコレス(NICOLESS)

「ニコレス(NICOLESS)」とは、株式会社VUENが提供する加熱ブレードに挿入するタイプのデバイス(機器)で使用できるニコチンフリーのタバコ類似品です。

原料には葉たばこではなく茶葉を使用しているので、ヤニクラやニコチン依存症の危険性は全くなく、安心して口寂しさや気分転換などに使用できる商品です。

公式ホームページには、「本商品は茶葉を使用した製品で、徹底した品質管理の元製造しております。

また使用する茶葉は安全性を確認するために検査を実施しております。」と明記されており、原料について厳しく管理を徹底して作られたものであることが分かります。

ニコレスを使用できるデバイスの仕様は、本体の寸法が差し込み直径:約7.5mm、差し込み部分(深さ):約2.5cmに対応できないものを除き、どの市販の加熱ブレードを挿入するタイプでも利用できます。

ただし、タバコではありませんが、禁煙場所での喫煙、妊産婦の喫煙、未成年の喫煙はNGであることが公式ホームページに記載されています。

ニコレスは食品に使用できる原料を使用し、ニコチンやその他健康被害の恐れのある成分について検査し影響がないことを確認済みですが、妊娠、授乳中の体への影響は確認することができないことが理由で使用を禁止としているようです。

ニコチンフリーの商品でありヤニクラの危険性がないことは間違いありませんが、使用上の注意をよく確認して活用することがおすすめです。

加熱式たばこ

「加熱式たばこ」とは、たばこ葉を燃焼させずに、加熱によって発生する蒸気(たばこベイパー)を吸うタバコです。

加熱式たばこは近年の新しいタバコスタイルとして販売が開始されたものであり、iQOS(アイコス)やglo(グロー)といったブランドによって市場での拡がりを見せています。

加熱式たばこには、葉たばこを低温で加熱するタイプと高温で加熱するタイプの2種類があります。

低温で加熱するタイプは葉たばこを直接加熱せずに液体(リキッド)を加熱・霧化させて葉たばこを通過させた水蒸気を吸い、高温で加熱するタイプはヒーターで葉たばこを直接加熱した際に発生する水蒸気を吸う製品があります。

いずれも専用の加熱用のバッテリーとタバコが必要となります。

加熱式たばこは、火を使わず燃焼による煙が発生しないため、たばこの煙のニオイがせず、灰も出ないといった特徴があります。

また、直接葉たばこを燃焼させていないため、ニコチンに関しても紙巻きたばこと比較して体に取り込まれる量は少ないとされています。

ただし、ニコチンが全く含まれない訳ではありませんのでヤニクラを引き起こす危険性があることは十分理解しておきましょう。

無煙たばこ

「無煙たばこ」とは、鼻や口に直接たばこをふくむことで味や香りを楽しむことが出来る、その名の通り煙の出ないたばこです。

大きくは「嗅ぎたばこ」と「噛みたばこ」の2種類に分けられます。

嗅ぎたばこは、一般的に「粉砕」「すりつぶし」「裁刻」などの製造法によって作られ、主に鼻から吸引する「鼻腔用」のスナッフと唇と歯茎の間に挟む「口腔用」のスヌースに分けられます。

噛みたばこは、葉たばこを石灰や香料、ハーブや甘味料などと組み合わせて口に含み噛み潰すことでニコチンを摂取するタバコです。

いずれも最大の特徴である「煙が出ない」ことで、周囲に迷惑をかけることなく楽しむことが出来ます。

また、無煙たばこを購入する場合、現在一部コンビニエンスストアでの販売と取り扱い店舗が限られているのでネットショップでの購入がおすすめです。

無煙たばこは煙が出ないだけでニコチンはしっかりと含まれますので、ヤニクラ発生の危険性は理解しておきましょう。

ヴェポライザー(ベポライザー)

「ヴェポライザー(ベポライザー)」とは、加熱式たばこと同様に火を使わずに葉たばこを約200℃の高温で加熱することで煙を出さずにニコチンを摂取することのできるデバイス(機器)のことです。

ヴェポライザーもiQOSやgloといった加熱式たばこも基本的な仕組みは同じですが、ヴェポライザーは専用のタバコが必要ない点が大きな違いになります。

ヴェポライザーの仕組みは、チャンバーと呼ばれる葉たばこを加熱する炉があり、そこに葉たばこを詰めて加熱することで得た水蒸気を吸うというものです。

葉たばこは200℃程度まで加熱すると葉に含まれた少量の水分とともにニコチンが気化するので、ヴェポライザーの場合は専用のタバコが必要ではなく、紙巻きたばこの刻(きざみ)の部分やジャグと呼ばれる手巻きタバコ用の刻みタバコなど、幅広い種類を使用することができます。

また、1回の喫煙で必要なタバコの量は一般的な紙巻きたばこの1/3程度なので、コストパフォーマンスに優れるのもヴェポライザーの特徴です。

単純に好みの銘柄の紙巻きたばこを3分割にカットし、ヴェポライザー内部のチャンバーにカットしたタバコを詰めてスイッチを入れるだけでOKです。

ジャグ(手巻き用刻みタバコ)は紙巻きたばこよりも単価が低いので、さらにコストカットすることも可能です。

ジャグは日本国内で約130種類と種類も多く、また大きめのたばこ屋やドン・キホーテ、ネットショッピングなど手軽に入手も出来るので、ランニングコストを抑えたい人におすすめです。

ヴェポライザーで使用するのは葉たばこになるのでニコチンが当然含まれており、ヤニクラを引き起こす可能性がある点は注意が必要です。

電子タバコ

「電子タバコ」とは、葉たばこを使用せずに装置内もしくは専用カートリッジ内の液体(リキッド)を加熱した際に発生する蒸気を愉しむタバコです。

日本国内で販売されているものは一般的にニコチンを含みませんが、世界ではリキッドにニコチンを含むものもあります。

電子たばこは、加熱用電池であるバッテリーと液体(リキッド)の容器であるカートリッジ、液体を熱して蒸気を発生させるアトマイザーと呼ばれるものなどから構成されます。

形状は紙巻たばこのような形をしたシガレット型や、比較的大振りな形状をしたタンク型などさまざまな種類が販売されています。

日本国内の電子たばこはたばこ葉を使用してないため、「たばこ製品」として販売されているものはありません。

なので、電子タバコによってヤニクラを引き起こす危険性はありません。

一方で、ニコチンを含むリキッドは「医薬品」、ニコチンを含むリキッドを吸引する器具は「医療機器」として取り扱われており、その場合にはヤニクラを引き起こす可能性があるので注意が必要です。

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タバコ銘柄一覧(特徴やニコチン/タール配合量)

タバコ銘柄一覧(特徴やニコチン/タール配合量)

ヤニクラを防ぐ方法として、タバコの銘柄ごとのニコチンとタールの配合量を把握しておくことが大切です。

そこで、ここからは様々な銘柄のタバコやシーシャのニコチン・タール配合量を紹介します。

自身が吸っているタバコと比較すれば、「ヤニクラを引き起こしやすい銘柄かどうか」が分かりますので、ぜひ参考にしてください。

国産のタバコ銘柄(一覧)

まず、「国産のタバコ銘柄」について見ていきます。

現在、国産のタバコはすべてJT(日本たばこ産業株式会社)が製造・販売を行っています。

JT(グループ会社を含む)の製造する国産のタバコは海外でも販売されており、世界的にも有名な銘柄が多数あります。

ここからは代表的な国産のタバコ銘柄について、それぞれの「特徴」や「(ヤニクラを引き起こす)タール・ニコチン配合量」を見ていきます。

ウィンストン

ウィンストン(Winston)とは、世界第2位の販売量を誇るグローバルブランドであり、日本・ヨーロッパではJTが販売、アメリカ合衆国ではR.J.レイノルズ・タバコ・カンパニー(RJR)が製造販売しているタバコです。

ウィンストンシリーズは1957年から販売されているロングセラー商品であり、現在日本国内で販売されているものは全19銘柄あります。

大きく分類すると、「CASTER(キャスター)」、「CABIN(キャビン)」、「コンパクト」、「イナズマメンソール」、「スパークリングメンソール」、「ウィンストン(フィルター)」の6種類のブランドに分かれます。

CASTER(キャスター)は全6製品で、白いパッケージとバニラの香りが香る甘い吸い味が特徴的であり、タールが1.0~5.0mg、ニコチンが0.1~0.4mgの配合されています。

CABIN(キャビン)は全5製品で、赤いパッケージとカカオフレーバーの香ばしい苦みが特徴的であり、タールが1.0~8.0mg、ニコチンが0.1~0.7mgの配合されています。

コンパクトは全3製品で、青を基調としたパッケージとクセがなく澄んだ味わいが特徴的であり、タールが1.0~6.0mg、ニコチンが0.1~0.6mgの配合されています。

イナズマメンソールは全2製品で、黒いパッケージとガツンとくる強力な刺激のメンソールが特徴的であり、タールが1.0~8.0mg、ニコチンが0.1~0.7mgの配合されています。

スパークリングメンソールは全2製品で、黄緑色パッケージとシュワっとした爽快感を与えるメロンテイストが特徴的であり、タールが1.0~5.0mg、ニコチンが0.1~0.4mgの配合されています。

ウィンストン(フィルター)は1製品のみで、赤を基調にしたレトロなデザインとビター系の味が特徴的であり、タールが12mg、ニコチンが0.9mg配合されています。

タバコの味はウィンストンブランドで網羅することができ、またタール・ニコチン配合量も多いものから少ないものまで種類が多いため、初心者でも好みのあった銘柄を探しやすいブランドであると言えます。

ニコチン配合量が最も多いもので0.9mgなので特筆するほど多くはありませんが少ないとも言えないので、慣れていない人は自分に合わない味や香りの場合は特にヤニクラを起こす可能性がある銘柄と言えるでしょう。

キャメル

キャメルとは、もともとは米国RJRが1913年に米国で発売し、現在では世界第5位の販売数量を持つグローバルブランドのタバコです。

世界初のアメリカンブレンドを採用したタバコであり、「I’d walk a mile for a Camel(キャメルのためなら1マイルでも歩く)」という有名なキャッチフレーズとともに世界で100年以上愛されており、現在はJTの子会社であるJTインターナショナルが生産しています。

現在販売されているものは、「紙巻きたばこ」、「リトルシガー」と呼ばれる葉巻タイプ、加熱式たばこ「プルーム・エックス用」、「手巻きたばこ」が販売されています。

紙巻きたばこは「レギュラー」と呼ばれるナッツ風味が特徴的なタバコが5製品、「メンソール」が8製品あり、レギュラーはタールが1.0~12.0mgで、ニコチンが0.1~0.7mg、メンソールはタールが1.0~8.0mgで、ニコチンが0.1~0.5mg配合されています。

リトルシガーは葉巻の一種なので香りが高いことが特徴的で、レギュラーが1製品、メンソールが2製品販売されていますが、タール・ニコチン配合量は公式ホームページでも確認出来ず不明です。

プルームエックス用は、レギュラータイプからフルーツフレーバータイプなど全8製品販売されていますが、タール・ニコチン配合量は公式ホームページでも確認出来ず不明です。

手巻きたばこは、「ナチュラル」、「オリジナル」、「ライト」、「メンソール」の4製品が販売されていますが、タール・ニコチン配合量は公式ホームページでも確認出来ず不明です。

キャメルのニコチン配合量は紙巻きたばこでは最も高くて0.7mgとさほど高くはありませんが、タール・ニコチン配合量が確認できなかったリトルシガーや手巻きたばこは商品によってはニコチンが多く含まれる可能性があるため注意が必要です。

セブンスター

セブンスターは1969年に日本で初めてチャコールフィルターを採用したたばことして発売され、ドメスティックブレンドと呼ばれる国産の葉タバコを中心とした独自製法で作られているタバコであり、現在でもJTの全銘柄の中で販売実績上位に必ず入っている人気銘柄の一つです。

セブンスターは、日本で初めて「チャコールフィルター」を採用し、吸着性が強い「活性炭」をフィルターに応用して雑味やクセを抑えた新たな味わいを目指しており、コクとほろ苦さが感じられるどっしりとした旨みとまろやかな深い香りが特徴的なたばこです。

現在販売されているものは、「レギュラー」5製品、「メンソール」2製品とその他「オンラインショップ限定品」1製品、「国内免税売場限定販売」2製品が販売されています。

各種類のタール・ニコチン配合量は、レギュラーはタールが4.0~14.0mgで、ニコチンが0.4~1.2mg、メンソールはタールが5.0~12.0mgで、ニコチンが0.5~1.0mg、オンラインショップ限定品はタールが18.0mgで、ニコチンが1.7mg、国内免税売場限定販売はタールが8.0~12.0mgで、ニコチンが0.7~1.1mgの配合量となっています。

セブンスターの銘柄は比較的にタール・ニコチン配合量が高めの傾向があり、特にレギュラーおよびオンラインショップ限定品はニコチンが1.4mg、1.8mgと多く含まれているためヤニクラを引き起こす可能性が高いタバコであると言えます。

セーラム

セーラム (SALEM)は、1956年に世界初の「フィルター付メンソールシガレット」として登場した事で知られる米国R.J.Rのタバコ銘柄の一つであり、現在北米以外ではJTおよびJTインターナショナルが製造・販売を行っているタバコです。

セーラムは「凍りつくような超強メンソール感」が特徴的な製品であり、それを実現しているのが「アラスカメンソール」と呼ばれるトリプルミント製法です。

トリプルミント製法はペパーミント・コーンミント・スペアミントを最適なバランスでブレンドし、刻み・フィルター・内包アルミの3つの部位にメンソールを加香することでより強烈にメンソール感を際立たせたものでしたが、2011年10月下旬以降より、同製法のままセブンスター・アラスカ・メンソールに変更され、現在はセブンスター・メンソール・5・ボックスが高景品として販売されています。

「ピアニッシモ」ブランドもかつてはセーラムブランドでしたが、国内生産化を機にピアニッシモは女性をターゲットに、セーラムは男性をメインターゲットに据えてメンソールを強くするなどJTは両者のポジションを明確化した販売戦略を行っています。

現在販売されているのはセーラム・ライト・ボックスの1製品のみで、タール・ニコチン配合量は、タールが7.0mg、ニコチンが0.6mg配合されています。

セーラムはタール、ニコチンともに特筆して配合量が高いとは言えないので、ヤニクラを引き起こす危険性は比較的低いタバコであると言えます。

ナチュラルアメリカン

ナチュラルアメリカンスピリットとは、通称「アメスピ」と呼ばれる、ネイティブ・アメリカンがこよなく愛したタバコ葉本来の味、香り、豊かな吸い応えを追求し、100%無添加且つオーガニックな葉たばこを使用することにこだわって作られたタバコ銘柄です。

1980年初頭に3人の若い旅人たちがネイティブ・アメリカンの集落に滞在し、そこで感じた彼ら原住民の「大自然への敬意」という価値観に感銘を受け、”タバコとは大いなる空の恵みと母なる大地が融合したものであり、その煙を吸うことで自然と一体になる”という考えにインスパイアされ、添加物を何も加えず、タバコ葉だけで最高のたばこを作ろうという信念のもとに作られたのが始まりでした。

世界で愛されるブランドに成長した現在も、香料や保存料は一切加えない100%無添加であり、ホールリーフ(丸ごと一枚の葉)から得られる上質な部分だけで作り、その葉を育てるためにオーガニック栽培にもこだわり続けているシリーズです。

現在販売されている製品は、紙巻きたばこの「オーガニックリーフ」3製品、「オーガニックミント」3製品、「レギュラー」1製品と、手巻きたばこ2製品です。

各製品のタール・ニコチン配合量は、オーガニックリーフではタールが1.0~12.0mg、ニコチンが0.1~1.6mg、オーガニックミントではタールが1.0~9.0mg、ニコチンが0.1~1.0mg、レギュラーではタールが8.0mg、ニコチンが1.0mg配合されており、紙巻きたばこに関しては配合量の記載がありませんでした。

ナチュラルアメリカンスピリットはオーガニックリーフの1製品でニコチンが1.6mg配合と比較的多く含まれているため、選ぶ製品によってはヤニクラを引き起こす可能性が高いタバコであると言えます。

ハイライト

ハイライトとは、JTの前身である日本専売公社が1960年に発売して以来ロングセラーとなった日本の大衆向けたばこの代表であり、現在もJTが製造・販売を行っているタバコ銘柄です。

1960年に日本初のロングサイズ(8.0cm)として発売されたことでも有名で、かつては非常に柔らかいフィルターが特徴だったのですが、2007年8月以降は消費者の要望から硬いフィルターへ変更された歴史があるなど、大衆向けとして愛されているたばこであることが伺えます。

ハイライトは香料にラム酒のフレーバーを使用しており、香りが豊かでうまみが強いことも特徴の一つです。

ハイライトのタール・ニコチン配合量は、タールが17.0mg、ニコチンが1.4mg、現行JT製たばこの中では重い部類に入ります。

ハイライトはタール・ニコチン配合量が現行のJT製品の中でも重い部類に入るため、ヤニクラを引き起こす可能性が比較的高いタバコと言えます。

ハイライト・メンソール

ハイライト・メンソールとは、日本専売公社が1960年に発売して人気を博した「ハイライト」の流れを受けて、2004年にJTから製造・販売が行われたタバコ銘柄です。

ハイライトでも特徴となっている「ラム酒」のフレーバーと、メンソールの爽快さを両立させた製品となっています。

ハイライト・メンソールのタール・ニコチン配合量は、タールが10.0mg、ニコチンが0.8mg配合されており、メンソール系としては比較的重い部類に入ります。

紙巻きたばこ全体から見たニコチン配合量としては特筆するほど高いとは言えませんが、メンソール系のタバコとしては0.8mgと多く含まれる部類に入るので、ヤニクラを引き起こさないためにも喫煙回数や間隔などに注意する必要があると言えます。

ピアニッシモ

ピアニッシモ(PIANISSIMO)とは、もとはR.J.R社製造時代からセーラムブランドで販売されていた製品であり、JTによるRJRの海外部門買収を機に2004年から女性向けのブランドとして独立させたタバコ銘柄です。

また、2004年以降では、ペティル、フランといった銘柄の追加や他のJTメンソール銘柄のピアニッシモへの統合が行われ、女性向けブランドとしての拡充を測りながら人気を博してきたタバコです。

ピアニッシモは、女性のさまざまなニーズに応えられるように個性豊かなラインナップを揃え、ピアニッシモによって前向きな気分へリフレッシュでき、自分らしく輝く毎日を応援することをテーマに掲げているブランドです。

パッケージデザインもカラフルでおしゃれなモノが多く、また毎年様々なモチーフをテーマにしたデザインした数量限定パッケージを発売するなど、アイテムとしても女性の気分が上がる様な工夫がなされています。

現在販売されているのは、「SLIM」からメンソール6製品、「SUPER SLIM」からメンソール2製品とレギュラー1製品となります。

各製品のタール・ニコチン配合量は、SLIMではタールが1.0~5.0mg、ニコチンが0.1~0.4mg、SUPER SLIMのメンソールではタールが1.0~5.0mg、ニコチンが0.1~0.3mg、レギュラーではタールが6.0mg、ニコチンが0.5mg配合されています。

ピアニッシモは女性向けであることから、全体的にニコチン配合量は低めの製品となっており、ヤニクラを引き起こす危険性は比較的低いタバコと言えます。

ピース

ピースとは、「外国産たばこに負けない国産たばこ」を目指して本場バージニア葉を主体に国産優良葉をブレンドした国産初の本格的バージニアブレンドタイプのタバコであり、他の葉たばこよりも糖分を多く含み、香り高いの特長を持つ、ハイブランドなタバコ銘柄です。

上質さにこだわった製法から生まれる香りだけでなく、洗練されたデザインに魅了される人も多く、その熱烈なファンの多さから「ピース党」と呼ばれる人たちが生まれるほど多くの人に愛されたロングセラーブランドの1つです。

オリジナルとなるのがフィルターが無い両切りたばこの紙箱入りピース(10本入り)、缶入りピース(50本入)で、後に製造されるピース(20本入)の「ロングピース」に対して「ショートピース」などと呼ばれて親しまれています。

現在販売されているものは、紙巻きたばこ9製品とリトルシガー1製品の全10製品であり、それぞれのコンセプト毎にこだわったブレンドがなされています。

ピースのタール・ニコチン配合量は、タールが6.0~28.0mg、ニコチンが0.6~2.3mgと国内産で最も高いタバコでもあります。

特にオリジナルである、ピース(10本入り、50本入り)はニコチンが2.3mgと非常に高いので、ヤニクラを引き起こす危険性が高いタバコと言えます。

ホープ

ホープとは、JTが日本専売公社時代の1957年に日本初のフィルター付きたばことして発売し、全長70ミリ・巻周26ミリの短く太い巻きによって生み出される「吸いごたえ」や「煙量感」のある吸い味が特徴のタバコ銘柄です。

発売当時からキャッチコピーが有名で、「あなたの夢を生かした新しいたばこ」に始まり、代表的キャッチフレーズである「芯からずぶとい」、他にもホープライトの「ホープに火をつけて」、ホープメンソールの「SHORT IS GOOD」、スーパーライトの「選ぼう!たのしも!」などユーモアなセンスにもあふれていました。

使用している葉たばこは糖分が多く甘い香りがする黄金種を主体とした刻みたばこに香料を添加したセミアメリカンブレンドと呼ばれる製品で、香料には蜂蜜が使用されているなどの特徴があるタバコです。

現在販売されている製品は、「ホープ(10本入り)」、「ホープ・ライト」、「ホープ・スーパーライト」、「ホープ・メンソール」の4製品です。

各製品のタール・ニコチン配合量は、ホープ(10本入り)ではタールが14.0mg、ニコチンが1.1mg、ホープ・ライトではタールが9.0mg、ニコチンが0.8mg、ホープ・スーパーライトではタールが6.0mg、ニコチンが0.5mg、ホープ・メンソールではタールが8.0mg、ニコチンが0.6mg配合されています。

ホープでは、ホープ(10本入り)のみニコチン配合量が1.1mgと高めなので、ヤニクラを引き起こす可能性が比較的高いタバコと言えます。

メビウス(MEVIUS)※旧マイルドセブン(MILD SEVEN)

メビウス(MEVIUS)とは、JTが1977年から製造・販売している最主力銘柄で、2013年1月まではマイルドセブン(MILD SEVEN)の名称で販売され数多くのファンから支持を得ていた人気のタバコ銘柄です。

販売当時マイルドセブンとして米国セブンスターのマイルドバージョンとして国内で1977年、海外でも1981年に発売された、日本で初めてアメリカンブレンドでチャコールフィルターを採用したブランドです。

常にブランド拡大を行うことでブランド全体でのシェアNo.1を保持し、2013年にはグローバルNo.1プレミアムブランドを目指す意思表示として「終わりなき進化を続けていくブランド」であることを全世界のお客様に示すためにブランド名称を「メビウス」と刷新しました。

メビウスシリーズの品質の特徴は、良質なたばこを熟練ブレンダーの技術による丁寧な仕上げ、チャコール(活性炭)フィルターによる煙の雑味を吸着があげられます。

現在販売されている製品は最も種類が多く全48種類あり、「レギュラー」、「メンソール」、「加熱式たばこ用」に分けられます。

各タイプのタール・ニコチン配合量は、レギュラーではタールが1.0~10.0mg、ニコチンが0.1~0.9mg、メンソールではタールが1.0~8.0mg、ニコチンが0.1~0.7mg配合されており、加熱式たばこ用に関しては記載がありませんでした。

メビウスではニコチン配合量が最も高いものでは0.9mgと若干高めなので、ヤニクラを引き起こさないためにも喫煙回数や間隔に注意が必要なタバコと言えます。

メビウス・オプション・パープル

メビウス・オプション・パープルとは、メビウスブランドのメンソールタイプで「ベリーフレーバー」を使用して作られたタバコ銘柄です。

メビウスのフレーバー製品は、ベリーフレーバーの「オプション・パープル」の他に、レモンフレーバーの「オプション・イエロー」、アップルフレーバーの「オプション・レッド」、マスカットフレーバーの「オプション・マスカットグリーン」があり、その先駆けとして2013年に発売が開始されています。

現在販売されている製品は、「メビウス・プレミアムメンソール・オプション・パープル」、「メビウス・プレミアムメンソール・オプション・パープル・スーパースリム」、「メビウス・Eシリーズ・メンソール・オプション・パープル」があります。

これらのタール・ニコチン配合量は、タールが1.0~8.0mg、ニコチンが0.1~0.7mgと比較的軽めの配合となっています。

メビウス・オプション・パープルに関しては、ニコチン配合量が最も多いものでも0.7mgと比較的低めなので、喫煙回数や間隔に注意することで比較的ヤニクラの発生を抑えることが可能なタバコと言えます。

わかば

わかばとは、 いわゆる「旧3級品」と呼ばれるタバコ製品の1つで、パッケージは黄色地に若草色のストライプや双葉を模したレトロな柄である、旧3級品煙草の中では唯一のロングサイズ(80mm)だったタバコ銘柄です。

1966年の発売以降さほど人気が高いわけではなかったが、近年のたばこ税増税やそれに伴う値上げによって、比較的安価でフィルター付きの「わかば」の需要が高まり、販売実績が徐々に増えて平成24年度4月~9月の販売実績では第10位を記録した銘柄です。

しかし、「旧3級品」に設けられていた「たばこ税の軽減措置」が2016年4月以降は段階的に縮小・廃止される方針が発表され、徐々に行われる値上げに伴い2019年10月には「echo」、「ゴールデンバット」と共に紙巻き煙草の銘柄としては廃止されました。

現在は紙巻きたばことしての販売はありませんが、リトルシガータイプの「わかば・シガー」としてブランド自体は2019年9月中旬以降も継続販売されています。

紙巻きたばこ当時のタール・ニコチン配合量は、タールが19.0mg、ニコチンが1.4mgと高い配合の製品のため、ヤニクラを引き起こす危険性が高い製品と言えます。

現在の「わかば・シガー」に関しては、タール・ニコチン配合量は公式ホームページでも確認出来ないため不明ですが、ブランド自体の仕様とリトルシガーであることから比較的高めであることが予想されるため、こちらもヤニクラを引き起こす危険性が高いと考えられます。

エコー(echo)

エコー(echo)とは、 「旧3級品」と呼ばれるタバコ製品の1つで、日本で最も安価なフィルター付きタバコ銘柄の1つでした。

エコーは、その安価さからたばこの増税・値上げが相次ぐ流れの中で売り上げを伸ばし、2010年10月のたばこ税増税以降は2010年度に19位、2011年度には8位(全体シェア1.8%)に躍り出るほどでした。

しかし、「旧3級品」に設けられていた「たばこ税の軽減措置」が2016年4月以降は段階的に縮小・廃止される方針が発表され、徐々に行われる値上げに伴い2019年10月には「わかば」、「ゴールデンバット」と共に紙巻き煙草の銘柄としては廃止されました。

現在は紙巻きたばことしての販売はありませんが、リトルシガータイプの「エコー・シガー」としてブランド自体は2019年9月中旬以降も継続販売されています。

紙巻きたばこ当時のタール・ニコチン配合量は、タールが15.0mg、ニコチンが1.0mgと若干高め配合の製品のため、喫煙回数や間隔によってはヤニクラを引き起こす危険性がある製品と言えます。

現在の「エコー・シガー」に関しては、タール・ニコチン配合量は公式ホームページでも確認出来ないため不明ですが、紙巻きたばこよりもニコチンが多く含まれる傾向のリトルシガーであることから、ヤニクラを引き起こす危険性高めであると予想されます。

ゴールデンバット

ゴールデンバットとは、 「旧3級品」と呼ばれるタバコ製品の1つであり、1906年の国内発売開始から「バット」の通称で古くから親しまれてきたロングセラーのタバコ銘柄です。

ゴールデンバットは、国内発売の前年である1905年に海外向け輸出品として生産され、当時は中国向け輸出用ブランドとして立ち上げた製品である為、中国で幸運の象徴とされるコウモリをブランドシンボルに採用し、灰緑色系の地に金色のコウモリをあしらったパッケージデザインが特徴的でした。

低価格の大衆向けタバコとして広く国民から支持を受け続け、1950年度の上半期では160億4400万本を売り上げ、ブランド別では1位を記録するほどの人気を博した銘柄でした

しかし、「旧3級品」に設けられていた「たばこ税の軽減措置」が2016年4月以降は段階的に縮小・廃止される方針が発表され、徐々に行われる値上げに伴い2019年10月には「わかば」、「echo」と共に紙巻き煙草の銘柄としては廃止されました。

現在は紙巻きたばことしての販売はありませんが、リトルシガータイプの「ゴールデンバット・シガー」と「ゴールデンバット・シガー・メンソール」の2製品として、ブランド自体は2019年9月中旬以降も継続販売されています。

紙巻きたばこ当時のタール・ニコチン配合量は、タールが15.0mg、ニコチンが1.0mgと若干高め配合の製品のため、喫煙回数や間隔によってはヤニクラを引き起こす危険性がある製品と言えます。

現在の「ゴールデンバット・シガー」と「ゴールデンバット・シガー・メンソール」の2製品に関しては、タール・ニコチン配合量は公式ホームページでも確認出来ないため不明ですが、紙巻きたばこよりもニコチンが多く含まれる傾向のリトルシガーであることから、ヤニクラを引き起こす危険性高めであると予想されます。

外国産のタバコ銘柄(一覧)

つづいて、「外国産のタバコ銘柄」を見ていきます。

世界のシェアを見てみると、イギリスの「インペリアル・タバコ社」や「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社」、アメリカの「フィリップ・モリス社」が有名です。

ここからは日本国内で販売されている世界的なタバコ銘柄について、それぞれの「特徴」や「(ヤニクラを引き起こす)タール・ニコチン配合量」を見ていきます。

JPS

ジョン・プレイヤー・スペシャル(John Player Special) とは、イギリスのインペリアル・ブランズが生産・販売を行っているタバコ銘柄であり、略称はJPS(ジェー・ピー・エス)と呼ばれています。

JPSの歴史としては、19世紀半ばにイギリスのジョン・プレイヤーが設立したタバコ会社を息子のJohn Dane PlayerとWilliam Goodacre Playerが跡を継ぎ、社名をジョン・プレイヤー・アンド・サンズ(John Player & Sons)として運営する中で生産された銘柄の1つが「JPS」になります。

その後、John Player & Sons社は1901年にブリストルに本部を置くインペリアル・タバコ・グループに買収され、現在ではJPSはイギリスのインペリアルブランズとブリティッシュ・アメリカン・タバコによって製造されています。

日本での販売元はブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンが行っており、現在では「ジェー・ピー・エス・ボックス」の銘柄のみが販売されています。

「ジェー・ピー・エス・ボックス」のタール・ニコチン配合量は、タールが11.0mg、ニコチンが0.9mg配合されており、若干高めの配合となっています。

JPSではニコチン配合量が0.9mgと若干高めなので、ヤニクラを引き起こさないためにも喫煙回数や間隔に注意が必要なタバコと言えます。

アークローヤル

アーク・ロイヤル(ARK ROYAL)とは、ウルグアイ産の紙巻きたばこの銘柄の1つであり、バニラの甘い香りとパイプたばこの芳醇な味わいを楽しむことが出来るタバコです。

もとは売れ残ったパイプ用の葉たばこを紙巻にして再利用したものから始まったされており、そのため現在でも特徴であるパイプ風味を残すためにパイプたばこ用の葉とプレーンフィルターを組み合わせた仕様となってます。

現在販売されている製品は、オリジナルの「アークロイヤル」をはじめとした全7銘柄であり、紅茶やコーヒー、チョコレートといったフレーバーを使用している製品があります。

アークロイヤルのタール・ニコチン配合量は、タールが6.0~18.0mg、ニコチンが0.4~1.2mgで、オリジナルの「アークロイヤル」が最も多く配合されています。

アークロイヤルに関しては、オリジナルの場合にはニコチンが1.2mgと高めの配合であるため、ヤニクラを引き起こす危険性が高いタバコと言えます。

アパッチ

アパッチとは、オランダが製造国である2021年3月初旬に日本で発売が開始された紙巻きたばこの銘柄です。

アパッチの銘柄名はアメリカ・インディアン部族の総称が由来と言われており、パッケージデザインにも髪飾りをした部族のイラストが採用されていますが、アパッチブランドは原産国がオランダであるため、なぜアメリカの部族をブランド名やパッケージデザインに採用しているかは不明です。

アパッチは過去2018年頃まで手巻き用のタバコ全8銘柄を販売しており、コストパフォーマンスの高さから一定の支持を得ていました。

現在発売されている「アパッチ・レッド」と「アパッチ・ブルー」の2銘柄も、手巻きたばこ当時の刻みたばこを使用しているとされ、そのため紙巻きとして発売された現在もコストパフォーマンス優れた製品となっています。

アパッチのタール・ニコチン配合量は、アパッチ・レッドではタールが9.0mg、ニコチンが0.8mg、アパッチ・ブルーではタールが6.0mg、ニコチンが0.5mgの配合となっています。

アパッチに関しては、アパッチ・レッドの場合はニコチンが0.8mgと中程度であるため、ヤニクラを引き起こさないためにも喫煙回数や間隔に注意が必要なタバコと言えます。

ウエスト

ウエストとは、ドイツのタバコの銘柄の1つで、現在はイギリスに本社がある国際的タバコ会社であるインペリアル・ブランズ傘下のレームツマが製造し、世界90か国以上で販売されているタバコです。

ウエストは1981年にドイツのタバコ会社レームツマから発売され、ドイツ国内の20代を中心とした喫煙者の人気タバコブランドとなり、1993年には販売を広げ、ヨーロッパ15ヵ国以上で発売するまで成長しました。

その後2002年にレームツマが世界4番目のタバコ会社であるインペリアル・タバコグループに買収されて以降は国際的タバコ銘柄として販売され、日本においても2011年から販売されてます。

ウエストに使用されている葉タバコは、「アメリカンブレンド」と呼ばれる3種類をブレンドする製法であり、満足感を与えるゴールデン・バージニア種、深い味わいを生み出すブラウン・バーレー種、豊かな香りを加えるオリエント種のこだわり抜いた葉タバコを世界各地から集めています。

現在発売されている製品は全6銘柄であり、ウエストのタール・ニコチン配合量はタールが1.0~8.0mg、ニコチンが0.1~0.6mgの配合となっています。

ウエストに関しては、ニコチンが最も多い「ウエスト・アイスフレッシュ・エイト」が0.6mgと比較的少なめであるため、ヤニクラを引き起こす可能性は低いタバコと言えます。

ガラム

ガラムとは、インドネシアのグダン・ガラム社が製造・販売を行う、クローブを香料に使用したクレテックと呼ばれるタイプのタバコ銘柄である。

社名でもある、グダンはインドネシア語で「倉庫」、ガラムは「塩」を意味しており、創設者が塩の倉庫を改造した工場でたばこの製造を始めたことが由来であるとされています。

ガラムは火を着けて吸うとクローブがはじけてパチパチと音が鳴り、このパチパチと音のするたばこをクレテックシガレットと呼んでいます。

また、ガラムに火をつけた際に発せられるクローブ由来の甘い香りにファンも多く人気の高い銘柄です。

現在発売されている製品は全7銘柄であり、ガラムのタール・ニコチン配合量はタールが15.0~42.0mg、ニコチンが0.8~2.1mgの配合となっています。

ガラムに関しては、最も少ないものでもニコチンが0.8mg、最も多いもので2.1mgと多く含まれているため、ヤニクラを引き起こす危険性が高いタバコと言えます。

クール

クールとは、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社製造の世界初のメンソールタバコ銘柄で、製造されているすべての製品がメンソールタバコで有名です。

ブランド名は「Keep Only One Love」 の頭文字から「KOOL」と名づけられており、クール製品同封のリーフレットに記載があります。

現在発売されている製品は全8銘柄であり、「オリジナル」、「マイルド」、「ライト」、フレーバー系の「ミンティーシリーズ」、メンソールの刺激を強めるパワーボールが仕込まれている「ブーストシリーズ」に分けられます。

クールのタール・ニコチン配合量は、タールが5.0~12.0mg、ニコチンが0.4~0.9mgの配合となっています。

クールに関しては、最もニコチンが含まれている「クールFK・ボックス」の場合には0.9mgと中程度なので、ヤニクラを引き起こさないためにも喫煙回数や間隔に注意が必要なタバコと言えます。

ケント

ケントとは、1952年にアメリカで販売開始され、一般的に世界初のフィルター付きタバコとされている銘柄です。

商品名は、ケントの発売を開始したロリアード・タバコ社の社長であったハーバート・ケントに由来しているとされています。

また、古城が数多く現存する英国ケント州にも由来していることから、商品パッケージには古城のイラストが描かれていたこともありました。

かの大女優オードリー・ヘップバーンも愛したタバコとしても有名であり、世界的にも人気の高い銘柄であると言えます。

日本ではブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンが輸入・販売を行っており、日本で販売されているものは全て韓国製です。

現在発売されている製品は全15銘柄であり、大きくは「オリジナル」、「エスシリーズ」、「メンソール」に分けられます。

ケントのタール・ニコチン配合量は、タールが1.0~9.0mg、ニコチンが0.1~0.8mgの配合となっています。

ケントに関しては、最もニコチンが含まれている「ケント・9・100ボックス」の場合には0.8mgと中程度なので、ヤニクラを引き起こさないためにも喫煙回数や間隔に注意が必要なタバコと言えます。

コイーバ

コイーバとは、スペインが製造国である、キューバ産の葉巻葉を贅沢に100%使用したシガーフレーバーのタバコ銘柄です。

コイーバに使用されるキューバ産のハバナ葉は、上質な葉巻葉に使われることも多く、その上質で独特の香りとコクを手軽に楽しむことができます。

ただし、製造量が非常に少なく、タバコ愛好家の中では「幻のたばこ」と呼ばれている貴重な銘柄です。

現在発売されている製品は「コイーバ・オリジナル」1銘柄のみであり、そのタール・ニコチン配合量はタールが10.0mg、ニコチンが0.6mgの配合となっています。

コイーバに関しては、ニコチンが0.6mgと比較的低いので、ヤニクラを引き起こす危険性は低いタバコであると言えます。

ゴロワーズ

ゴロワーズとは、1910年にフランスで登場した、フランスで最もポピュラーな銘柄であるジタンと並び称されるタバコ銘柄である。

ゴロワーズの最大の特徴は、タバコ葉を堆積発酵させた黒煙草を使用し、黒煙草特有の強い香りが発生する点です。

この黒煙草は「BRUNES」とパッケージに表記されている銘柄にのみ使用されています。

他の「Blondes」と表記されているパッケージは一般的なアメリカンブレンドではありますが、配合比率でオリエント葉が比較的多めに使用されており、そのためこちらの銘柄も特徴的な香りを持っています。

現在発売されている製品は、BRUNESとパッケージに表記されている「ゴロワーズ・カポラル」、カポラルのライトタイプである「ゴロワーズ・レジエール」、「Blondesと表記されている「ゴロワーズ・ブロンド」の3銘柄です。

各銘柄のタール・ニコチン配合量は、ゴロワーズ・カポラルではタールが10.0mg、ニコチンが0.6mg、ゴロワーズ・レジエールではタールが8.0mg、ニコチンが0.6mg、ゴロワーズ・ブロンドではタールが10.0mg、ニコチンが0.9mgの配合となっています。

ゴロワーズに関しては、最もニコチンが含まれている「ゴロワーズ・ブロンド」の場合には0.9mgと中程度なので、ヤニクラを引き起こさないためにも喫煙回数や間隔に注意が必要なタバコと言えます。

シガローネ

シロガーネとは、従来のフィルターの数倍長い特殊フィルターを開発・採用したアルメニアが製造国のタバコ銘柄です。

特徴はまさしくその長いフィルターにあり、フィルターが長いことで煙が咽喉へ達するまでに充分冷やされ、よりスムーズな吸い味を感じることができます。

また、画期的な特殊技術により従来のフィルターの7倍もの濾過素材を使用していることで、タール・ニコチンの浸透が弱まり、体内への摂取を軽減することができるとされています。

現在発売されている製品は全6銘柄あり、シロガ―ネのタール・ニコチン配合量は、タールが5.0~8.0mg、ニコチンが0.5~0.7mgの配合となっています。

シロガ―ネに関しては、最もニコチンが含まれている「シガローネ・エクスクルーシブ・ブラウン」と「シガローネ・スーパースリム・ブラック」の場合でも0.7mgと比較的少ないで、ヤニクラを引き起こす危険性は低いタバコと言えます。

ジタン

ジタンとはフランスで最も有名なタバコの一つで、およそ100年以上の歴史を持つブランドの銘柄です。

ジタン・ブルーとして知られる、踊り子の女性が踊っている青いパッケージが特徴的で、あのルパン三世が吸っているタバコとしても有名です。

ジタンブランドには、青いパッケージで有名なジタン・カポラルと、白いパッケージに金色の踊り子が描かれたジタン・ブロンド・ライトの二種類があり、ジタン・カポラルはタールが10mg、ニコチンが0.6mg配合、ジタン・ブロンド・ライトにはタールが6mg、ニコチンが0.6mg配合されています(ジタン・ブロンド・ライトは2020年で販売終了)。

ジタンは日本では珍しい黒タバコで、発酵させた葉による葉巻のような独特な味や香りが特徴的です。

甘味はなく辛味と渋味が強いため人によって大きく評価が別れますが、主流煙の香りや味が海鮮系の料理に例えられることも多く、ベテラン喫煙者になるほど愛用する人が多い傾向にあるようです。

タールやニコチン配合量は特筆するほど多くはありませんが、他のタバコに比べるとフィルターが半分程度の長さしかありませんので、慣れていない人は独特の味や匂いも相まってヤニクラを起こしやすい銘柄と言えるでしょう。

ジャルム

ジャルムはインドネシアが原産のタバコで、丁子(チョウジ)の葉を混ぜたクレテックタバコの一つです。

丁子の香りに加えて、先端にはバナナやシナモンなどが味付けされているため非常に甘く、丁子が燃えるパチパチ音も楽しめる一品です。

甘味成分はかなり強めに付けられており、一度パッケージを開封すると、特有の甘い匂いが部屋中に広がるとまで言われています。

タールやニコチン配合量が多いタバコとしても知られており、最もメジャーなジャルム・スーパーにはタールが40mg、ニコチンが1.8mg配合されています。

弱いタバコしか吸ったことのない人や、喫煙初心者であればすぐにヤニクラを引き起こしそうなほど強いタバコですが、特有の甘味も相まってか、配合量の割には軽めと感じる喫煙者の人が多いようです。

大幅に配合量を抑えたジャルム・ブラックシリーズ(タールが8mg、ニコチンが0.5mg配合)や、ジャルム・メンソール(タールが9mg、ニコチンが0.7mg配合)もありますので、クレテックタバコに興味はあるけど重いのは吸えない、という人は試してみる価値があります。

ソブラニー

ソブラニーはポーランド原産のタバコで、値段がやや高い上流階級が嗜む高級タバコとして有名です。

現在はソブラニー・カクテルとソブラニー・ブラック・ロシアンの2銘柄が1箱850円で販売されており、外箱や巻紙のオシャレなデザインに人気があり、夜の店関連のプレゼントや人生初のタバコに選ぶ人も多い銘柄です。

外箱のデザイン性から一風変わった強めのタバコと誤解されがちですが、タールやニコチン配合量は意外と少なく、ソブラニー・カクテルはタールが5mg、ニコチンが0.5mg配合、ソブラニー・ブラック・ロシアンはタールが7mg、ニコチンが0.7mg配合されております。

配合量からみると比較的ヤニクラが起きにくいタバコと言えますが、若干煙量が多いという声もありますので、一酸化炭素中毒系のヤニくらが起こる可能性は考えられます。

が、そもそも高級タバコですので、ヤニクラが起きてしまうような吸い方は避け、オシャレに吸うべきタバコと言えるでしょう。

ダビドフ(紙巻)

ダビドフ(紙巻)は葉巻やパイプ、紙巻きタバコなど様々なタバコを取り扱うエッティンガー・ダビドフ・グループが販売するタバコで、ドイツで生産されています。

ダビドフ・マグナムやダビドフ・クラシックなどの銘柄が有名ですが、日本では免税店や自販機での販売が主ですので、若干手に入りにくい代物です。

外国製タバコらしいデザインに加えて雑味のない味も相まって、これぞ洋モクと愛用する人が多いようです。

ダビドフ・クラシックはタールが10mg、ニコチンが0.8mg配合と若干重めの配合量です。

プレーンフィルターを使っているにも関わらず、雑味の少ないシンプルな味であるため、重さをあまり気にせずに楽しめるという声が多いようです。

一方で吸いやすさから1日に何本も吸ってしまう人もいるかもしれませんが、ニコチン配合量自体は多めなので、ヤニクラには十分注意するべきでしょう。

現在では入手も困難なうえ、ゆっくり深く吸うと美味しさが一層引き立つという愛好者の声も多いため、焦らずにじっくりと楽しむべきタバコです。

チェ

チェはルクセンブルク原産のタバコで、名前の通りパッケージにキューバの革命家チェ・ゲバラの顔がデザインされています。

タバコの葉っぱもキューバ産のものが使用されていますので、ほぼキューバ産とも言える銘柄です。

チェには、チェ・ブラック、チェ・レッド、チェ・ブランコなどの銘柄があり、メンソールタイプも販売されています。

味だけでなくパッケージデザインも楽しめますが、取り扱い店舗が少なく、幻のタバコと称するマニアもいるようです。

チェ・ブラックはタールが9mg、ニコチンが0.9mg配合されていてやや重めですが、チェ・ブランコはタールが3mg、ニコチンが0.3mg配合とニコチン量が抑えられています。

甘味のあるスッキリした味のためタバコ初心者でも吸いやすく、パッケージデザインに惹かれて吸いたいけどヤニクラが怖い、と言う人にもオススメできる銘柄ですが、煙量はそこそこ多いようですので、一酸化炭素中毒系のヤニクラには十分注意が必要です。

中南海

中南海は名前から想像がつくように中国原産のタバコです。

元々は中南海地方に多く住む政府高官向けに製造された高級タバコですが、現在は一般市民向けに販売されています。

政府高官向けに製造され始めたということもあり、厳選されたタバコの葉っぱが100%使用されています。

この葉っぱには中国で古くから伝わる漢方が添加されていて、痰がきれやすい、血流が良くなる、喉に優しいといった効果があるようです。

中南海にはニコチン量の多い順から、中南海、中南海ニューマイルド、中南海ライト、中南海スーパーライト、中南海ワンなどの銘柄があります。

中南海(タール15mg、ニコチン1.3mg)と中南海ニューマイルド(タール8mg、ニコチン0.8mg)は重めの銘柄ですが、その他の銘柄は軽いタバコとして知られています。

また、2022年9月には中南海ファイブロング(タール5mg、ニコチン0.4mg)と呼ばれる中南海ブランド初のロングサイズタバコも販売されています。

中南海のタバコは味も香りもクセがなく、漢方成分も相まって予想以上に美味しいと評価されています。

ヤニクラを心配して軽めのタバコに切り替えたいという人に特にオススメの銘柄です。

トレジャラー

トレジャラーはイギリス原産の世界一高級なタバコで、金色のフィルターで覆われたラグジュアリーなブランドタバコです。

贅沢の限りを尽くした最高級のタバコを作るというコンセプトのもと、1999年にイギリスのチャンセラー社が生み出しました。

オシャレな黒い外箱も人気の理由の一つで、最も高価なトレジャラー・ブラックは一箱3,000円もしますが、金属製の外箱をシガレットケースとして愛用する人も多いようです。

代表的な銘柄として、タールが10mg、ニコチンが0.8mg配合されたトレジャラー・ブラック、タール8mg、ニコチン0.8 mg配合されたトレジャーラグジュアリー、タールが6mg、ニコチンが0.6mg配合されたトレジャラー・エグゼクティブ・ブラックなどがあります。

どの銘柄もそこそこ重めのタバコではあるものの、味や匂いは刺激が薄いという声が多く、クセの少ないタバコです。

一方で、クセが少ない分ついつい吸いすぎてしまってヤニクラを起こしてしまう可能性もあり得ますので、高級品という認識を持ってゆっくりと吸うのがオススメです。

ドロイド

ドロイドはタバコに含まれる化学物質を80%も軽減すると謳うスーパーチャコールフィルターを搭載したウルグアイ原産のタバコです。

パッケージには大きな目が印刷されており、ドロイド・6とドロイド・1を並べて置くと両目が浮き上がるという遊び心のあるデザインが特徴的です。

ですが、タバコ自体は後に紹介するフロイドと同じと言われている他、本数も18h本しか入っていないため、デザインが好きな人以外はフロイドを買うべきだという声が多いようです。

ドロイド・6にはタールが6mg、ニコチンが0.5mg、ドロイド・1にはタールが1mg、ニコチンが0.1mg配合されており、ヤニクラを嫌う喫煙者でも吸いやすい銘柄となっています。

味は一般的なタバコに比べて薄めという声が多く、スーパーチャコールフィルターの効果も相まって、タバコ特有の嫌な味残りがほとんどないと好評です。

体に悪い化学物質の吸いすぎを軽減してくれますので、健康思考の喫煙者に特にオススメの銘柄です。

ネオ

ネオは加熱式タバコとして知られるglo専用の銘柄です。

同じくgloで人気の高いKENTに比べて一本あたりの値段が数十円程度高いものが多いですが、圧倒的なフレーバーの多さが人気の銘柄です。

果実系の味や冷涼感の強いメンソールタイプなど様々な味があるため、自分好みの味を探していく楽しみが味わえます。

また、紙タバコに近い吸い心地を実現するチューブフィルタータイプも販売しているため、紙タバコから電子タバコへ移行したいと考える喫煙者にもオススメです。

代表的な味には、メロンやパイナップル、フルーツミックスなどの果実系、冷涼感の強いハッカやメンソール系、燻した木のようなブラウン系など様々な種類があります。

glo全般に言えることですが、紙タバコに比べてニコチンやタール量が少なくヤニクラを比較的起こしにくいのが特徴的です。

特に受動喫煙による健康被害はほとんどないと言えますから、非喫煙者の人にも配慮したい喫煙者の人にオススメの銘柄です。

バージニア

バージニアは名前からも分かるようにアメリカのバージニア州で誕生したブランドで、オシャレな色合いの外箱から女性人気の高いタバコです。

現在日本で販売されている銘柄の多くが軽めのメンソールタイプですので、女性に限らず軽めのタバコが好きな男性にも人気があるようです。

吸い口がパールで加工されていてツルツルなため口紅がつきにくく、灰が固くて落ちにくいこと、匂いが少ないこと、オマケがついていることが多いことから、水商売系の女性へのプレゼントとしても人気があります。

ピンク色の外箱が特徴的なバージニア・エス・ロゼ・メンソールはタールが1mg、ニコチンが0.1mgとかなり軽めで、バージニア・エス・ワン・メンソールやバージニア・エス・ノアール・メンソールも同じ配合量です。

もう少しニコチン量の多いタバコが良いという方には、タールが6mg、ニコチンが0.5mg配合されたバージニア・エス・ソフィア6もありますので、女性喫煙者の王道タバコとしての地位を確率したタバコと言えるでしょう。

ピール

ピールはDJタバコというタバコ会社が販売する、派手な色合いのパッケージデザインが特徴的なタバコです。

2017年に販売が開始されたばかりの比較的新しいタバコ銘柄ですが、ガムやフルーツジュースのような果実の味や香りの強さが人気で、2022年4月には新たに2つの味が追加されています。

普通のタバコに飽きてきた人や、刺激的な味を楽しみたい人にオススメの銘柄と言える一品です。

果実系の味の種類としてグレープ、レモン、オレンジの3種類があり、いずれもタールが9mg、ニコチンが0.7mg配合されています。

また、ヨーグルト味も販売されており、こちらもタール・ニコチン配合量は同じです。

タバコというよりガムのような見た目や味から、吸いやすいタバコだと考える人も多いようですが、ニコチン配合量は多くて重めの銘柄ですので、ヤニクラには十分注意が必要です。

常喫のタバコというより気分転換用として、他の銘柄のタバコの間に楽しむのもオススメです。

フィリップモリス

フィリップモリスはフィリップモリス社が販売するタバコで、主にウクライナで生産されています。

2014年頃にラークブランドへ統合され、一時フィリップモリスブランドとして市場に出回ることは無くなりましたが、2020年頃に再度フィリップモリスブランドの名称で復活しています。

現在販売されている銘柄は、タール量がそれぞれ1mg、3mg、6mg、10mg、14mgの5種類があり、メンソールタイプも販売されているため、喫煙者の好みによって好きな重さを選べるのが特徴です。

味については、日本産タバコの代表格であるメビウスやマルボロ、セブンスターに近いという声が多く、値段の安さや洋モクにしては吸いやすいという点から、初めて重いタバコに手を出そうとする人にはフィリップモリス・14・KSボックス(タール14mg配合)がオススメと言う人もいます。

一方でタール量1桁台の方は他社銘柄に比べてキツイと感じる声や、メンソールが強めだと感じたと言う声もあるようです。

安いからとスパスパ吸ってしまうとヤニクラを起こす恐れがありますので、注意して吸うようにしましょう。

プエブロ

プエブロはドイツ原産の化学物質無添加のナチュラル系タバコです。

紙巻きタバコと手巻きタバコの両方が販売されており、タバコ葉本来の味わいが楽しめる銘柄です。

同じくナチュラル系タバコとして有名なアメスピと味が似ているという声が多いようですが、どちらかというとプエブロの方が濃いと感じる人もいるようです。

紙タバコタイプのプエブロには、タールが6mg、ニコチンが0.6mg配合されたプエブロ・ナチュラル・6と、タールが10mg、ニコチンが1mg配合されたプエブロ・ナチュラル・10の2種類があります。

ナチュラル系タバコを吸いたいけど軽めが良いという人は、シャグタイプのプエブロを買って、自分好みの重さに調整するのがオススメです。

シャグタイプのタバコは紙タバコに比べて1本辺りの燃焼時間が長めになりますので、普段吸っている紙タバコと同じ量のニコチンになるように作ったとしても、短時間でより多くのニコチンを摂取する可能性が高いので、ヤニクラには十分注意が必要です。

フォルテ

フォルテはインドネシア原産のタバコで、巻紙にタバコ葉を原料とした紙を使用した、いわゆるリトルシガーと呼ばれる小さな葉巻です。

通常の葉巻は肺に煙を入れずに口内で味を楽しむものですが、リトルシガーには吸い口にフィルターが付いているため、紙巻きタバコと同じように吸うことができます。

また、普通の紙タバコに比べて値段が安いのも特徴的で、16本入りが390円、20本入りが460円で購入できます。

葉巻らしい雑味のない味が特徴的で、純粋なタバコ葉の味を楽しみたいと感じる人にオススメのタバコです。

最もスタンダードなフォルテオリジナルに加え、ミント系のメンソールタイプ、少し軽めのフォルテ・ライトや更に軽めのフォルテ・エクストラライトなどの種類があります。

紙巻きタバコと違ってタールやニコチンの量は正確には分かりませんが、フォルテ・オリジナルがタール14mg程度、フォルテ・ライトがタール8mg程度と言われています。

リトルシガーは葉巻と違って肺に煙を入れられますが、普通の紙タバコに比べて重めですので、油断して吸い過ぎるとすぐにヤニクラを引き起こす可能性があります。

一方で、タバコ葉の味を強く感じることもできますので、葉巻らしく口内で楽しみながら時々肺に入れる程度の吸い方をすれば、ヤニクラを引き起こすリスクを減らすこともできます。

また、2022年にはフォルテブランド初の紙巻きタイプも販売されました。

スタンダードな味のフォルテ・プレミアム16・クラシックとメンソールタイプのフォルテ・プレミアム16・メンソールはいずれもタール8mg、ニコチン0.9mg配合とこちらもやや重めです。

ブライト

ブライトはウルグアイ原産のタバコで、フィルター部分の活性炭の量を増やすことで日本人好みに仕上げられたタバコです。

現在の価格は20本入りで460円と他銘柄に比べて安価なことが嬉しいタバコですが、現在は2銘柄を除いて在庫限りの販売になってしまいました。

現在販売中のブライトロング1はタールが1mg、ニコチンが0.1mg配合、ブライトロング5はタールが5mg、ニコチンが0.4mg配合されています。

名前の通りロングタイプのタバコであり、まったりとしたマイルドな味わいですので、1本でゆっくりと長く楽しむことができます。

どちらも比較的軽めではありますが、しっかりとタバコの味を感じることができるようですので、ヤニクラが怖い人でも十分に楽しむことができる一品です。

ちなみに在庫限りの販売となったブライトブランドには、タール10mg、ニコチン0.7mg配合のブライト・10などの重めのものもありますので、運よく店で見つけたという重めのタバコ好きの方は、一度試してみるのもアリかもしれません。

ブラックジャック

ブラックジャックは韓国のKT&G社が製造と販売を手がけるリトルシガータイプのタバコで、2021年からは紙巻きタイプも初登場しています。

リトルシガータイプはスーパースリムタバコですのでかさばらず、外箱のデザインもオシャレです。

銘柄によりますが、タール量も1mgや6mg程度と言われていますので、葉巻の深い味わいを手軽に楽しみたいという人に特にオススメできるリトルシガーです。

紙巻きタイプのブラックジャックは、タール1mg、ニコチン0.1mg配合のブラックジャック・ワン・100sと、タール5mg、ニコチン0.4mg配合のブラックジャック・5・+チェンジの2銘柄があります。

こちらも比較的軽めの銘柄であり、値段も20本入りで450円と安価な点も嬉しいところ。

ブラックジャック・ワン・100sはパンのような味、ブラックジャック・5・+チェンジはレモンミントの味が楽しめると言われていますので、個性的な味に興味がある人にもオススメです。

ブラックデビル

ブラックデビルはオランダ原産のタバコで、その名の通り外箱に黒い悪魔が描かれたヘビーメタル調のやばいデザインがカッコいいブランドです。

巻紙も真っ黒ですので、吸っていると注目を集めること間違いなしでしょう。

銘柄はいくつかありますが、どれもタールが10mg、ニコチンが0.8mg配合されております。

煙の量も多いと言われていますから、デザインに憧れて慣れない人が吸ってしまうと、すぐにヤニクラを引き起こす可能性がありますので注意しましょう。

刺激的な見た目に反して味はココナッツ系やカカオ系、バニラ系など甘いものばかりです。

フィルターや煙もしっかり甘味があるようで、甘い味が好きな喫煙家に人気が高く、女性喫煙家にも人気があるようです。

銘柄の中には手巻きタイプもある他、2022年には新たなパッケージデザインのブラックデビル・オリジナル・2022 リミテッドエディションも販売されましたので、気になる方はぜひチェックしましょう。

フロイド

フロイドはウルグアイの企業が販売しているタバコで、CelFX技術によるスーパーチャコールフィルターが搭載されているのが最大の特徴です。

多くのタバコには巻紙の中に活性炭で出来たチャコールフィルターが搭載されており、タバコに含まれる化学物質を抑える働きをしてくれます。

フロイドのCelFXフィルターは内部のチャコール量を増やすことで、従来のタバコに比べて化学物質の摂取量を大幅に抑えることに成功しました。

外箱が青や水色を基調とした色合いのフロイドは、CelFXフィルター搭載であることをアピールする未来的なデザインが特徴的で、雑味のないシンプルな味が吸いやすいという声が多いようです。

高密度のフィルター部分はかなり硬く、一見すると吸いにくく感じられますが、吸いにくさはほとんど無いようです。

現在はタールが1mg、ニコチンが0.1mg配合されたフロイド・1mgと、タールが6mg、ニコチンが0.5mg配合されたフロイド・6mgの2種類が販売されております。

ニコチン量が軽めなことはもちろんですが、元々の雑味のない味も相まって特に軽いと感じやすいという声もあるようです。

マールボロ

マールボロはフィリップモリス社より1924年から販売されているタバコで、日本では”マルボロ”と略して呼ばれる知らない人がいないほど有名なブランドです。

いわゆる赤マルと呼ばれるスタンダードな赤いマールボロに加え、メールボロ・メンソール(通称マルメン)、マールボロ・ブラック・メンソール(通称黒マル)、マールボロ・アイス・ブラスト(通用アイブラ)など多彩な銘柄があります。

元々は女性向けタバコとして販売された歴史があり、赤マルのパッケージの上部の赤い部分は女性の口紅をイメージしたものと言われています。

女性向けだったこともあり、甘味が強いという声が多くありますが、様々なタバコを吸った上で結局マールボロが良いと考える愛好家が多く、世界一人気のタバコとも言われています。

スタンダードなマールボロはタール12mg、ニコチン0.9mg配合と結構重めです。

他にもタール8mg、ニコチン0.7mgのマールボロ・ミディアムやタール6mg、ニコチン0.5mgのマールボロ・ゴールドなど様々な配合量の銘柄が販売されています。

赤マルは比較的重めにはなりますが、メンソールタイプなどは軽めのものも多いため、自身に合った配合量のものを選ぶのがオススメです。

ラッキーストライク

ラッキーストライクはアメリカのBAT社が製造・販売するタバコブランドで、1871年に初めて販売された歴史のあるタバコです。

白地にブルズアイと呼ばれる赤い円が描かれた目を惹くパッケージが有名で、およそ80年以上に渡って基本デザインが変わっておりません。

最もスタンダードなラッキーストライクは、タールが11mg、ニコチンが1mg配合という重めのタバコで、濃いタバコ葉の香りに加えて苦味や辛味、甘味が感じられると人気があります。

煙の多さも相まって、慣れていないと一発でヤニクラを起こすという声もありますが、上級者になるほど美味しく感じる人が多いようです。

また、最近では青地のパッケージデザインが有名な、ラッキーストライク・エキスパートカットも知られています。

日本ブランドのセブンスターやメビウスに似た味が特徴的で、タール量が6mg、10mg、14mgの3種類が有名です。

タール量はスタンダードなラッキーストライクに負けず劣らず多いですが、味わいが日本人向けと感じる人も多く、洋モクが苦手だけど重いタバコが吸いたいという人にオススメです。

ラーク

ラークはフィリップモリス社が販売する代表的なタバコ銘柄の1つで、1963年から販売されました(日本国内は1964年販売開始)。

フィリップモリス社が販売する銘柄の中では最も早くから国内販売された銘柄で、日本国内でも多くの銘柄が販売されています。

また、いくつかの銘柄は旧フィリップモリスがモデルチェンジして誕生したものでもあります。

同社が販売するマールボロに比べると、チョコレート風味の香りや味が感じられ、苦味も交じってビターチョコレートのような味わいだという声が多いタバコです。

いわゆるおじさんタバコとも呼ばれるように年配の人に人気が強いイメージですが、タールの量や苦味から来るガツンとした重みを求め、若い人にも人気があるタバコです。

赤ラクと呼ばれるラーク・100・ボックスはタール12mg、ニコチン0.9mg配合と重めですが、タール量が抑えられたものやメンソールタイプも販売されているため、自分好みの銘柄が選べるブランドです。

煙量がかなり多いと言われているため、重めのタバコに慣れている人でも一酸化炭素中毒系のヤニクラを起こす可能性があり得ますので注意しましょう。

ディージェイミックスラテ

ディージェイミックスラテは香港製のタバコで、名前に”ラテ”と付いているように、カフェラテのような味わいと再生紙を用いたベージュのパッケージデザインが特徴的です。

2016年に販売開始しましたが、残念ながら2022年9月現在は販売が終了しています。

ディージェイミックスラテはタール7mg、ニコチンが0.6mg配合されており、他のタール量のものやメンソールタイプはありません。

タバコ本体はナッツ系の甘い香りが強く、開封するだけでかなり良い匂いがすると感じた人が多いようです。

また、吸い味もラテ感をしっかりと感じられる味が特徴的で、タバコでありながらコーヒーフレーバーの電子タバコのような感覚に近いと言われています。

一方で煙量が少ない代わりに燃焼速度が早く、タール7mgの割にはガツンとした重みも感じにくいという人もいるようです。

副流煙の香りもカフェラテ感が強いため、カフェラテ好きの人の近くで吸うことをオススメします。

バイブス

バイブスはオランダ発祥の、黒を基調とした外箱にネオンのようなカラフルな線が描かれた刺激的なパッケージデザインのタバコです。

真っ黒な巻紙に金色の線のついたデザインは同じくオランダ原産のブラックデビルを彷彿とさせます。

タールが9mg、ニコチンが0.7mg配合されているため比較的重めではありますが、味もあってかそこまで重さを感じない人が多いようです。

国内ではメンソールタイプやニコチンを抑えた他の銘柄はありません。

ココナッツバニラベースのトロピカルフルーツミックスのフレーバーが非常に甘く、本体の香り、フィルター口、煙の全てが甘いと言われています。

特徴的なデザインもさることながら、その甘さゆえ吸う人や吸う場所を選ぶタバコであり、タバコに慣れている人であっても特徴的な匂いからヤニクラに近い気持ち悪さを感じてしまうかもしれません。

また、副流煙の香りは特に甘ったるさが強い香りですので、子供が好んで嗅いでしまう可能性があり、注意が必要です。

ナチュラルアメリカンスピリット(通称アメスピ)

ナチュラルアメリカンスピリット(通称アメスピ)は名前の通りアメリカ原産のタバコで、ナチュラルと付いた名称から想像されるように香料や燃焼促進剤のような化学物質が一切添加されていない、完全無添加のナチュラル系タバコです。

その特徴からタバコ葉本来の旨味がダイレクトに感じられると評する愛好家が多く、ナチュラル系タバコの代表格とも言えます。

また、無添加の割に燃焼時間が非常に長いことでも知られ、1日に吸う本数が減らせたという声もあります。

アメスピには手巻きタバコタイプもありますので、好みのニコチン量に設定する楽しみも味わえることでしょう。

タール量の最も多いナチュラルアメリカンスピリットオーガニックリーフターコイズには、タールが12mg、ニコチンが1.5mg配合されています。

また、アメスピブランドで最も有名なアメスピライトには、タールが8mg、ニコチンが1.0mg配合されています。

アメスピのタバコは同じタール量のタバコに比べてニコチン配合量が多いのが特徴的ですので、タール量だけで銘柄を選ぶとつらい思いをしかねないので、十分注意しましょう。

パーラメント(PARLIAMENT)

パーラメントはフィリップモリス社が製造・販売しているタバコブランドで、世界初のフィルター付きタバコとも言われています。

白を基調とした高級感のある外箱のデザインに加え、優しく安心感のある味が人気で、長年に渡って愛されてきたタバコです。

吸い始めはミルクのような甘い味わいが広がり、吸っていくうちにほんのりとタバコらしい苦味や辛みが感じられると言われています。

女優の淡路恵子や政治家の小沢一郎、レペゼン地球のDJふぉいなど著名人にも愛好家が多く、昔も今も人気の高い王道タバコの一つと言えるでしょう。

パーラメント・100BOXにはタールが9mg、ニコチンが0.7mg、パーラメントライト・100BOXはタールが6mg、ニコチンが0.5mg配合されています。

ニコチン配合量を0.1mgに抑えたパーラメント・ワン100BOXなどもありますので、ヤニクラが怖いという人も楽しむことができます。

他の銘柄に比べて値段がやや高めですが、雑味のないシンプルな味は好みがわかれにくく、万人受けしやすいと評判の銘柄です。

加熱式たばこ(一覧)

続いて最近愛好家が増えている加熱式タバコについて紹介していきます。

紙タバコがタバコ葉を燃焼させた時に出る煙を吸うのに対して、加熱式タバコはタバコ葉を加熱した時に発生する水蒸気を吸うタバコです。

副流煙のような煙が出ない上に、有害物質であるタールの発生量を大幅に削減できるため、タール特有の嫌な匂いがしなくなったという声もあります。

加熱式タバコは紙タバコに比べて健康被害が圧倒的に少なく、非喫煙者へ配慮したい人や、喫煙本数を減らしたい人にオススメのタバコです。

タバコへの依存度が高い喫煙者がいきなり禁煙するのは難しいですが、たまに加熱式タバコを吸うようにして徐々に喫煙本数を減らすという減煙方法もありますので、喫煙を止める方法の一つとして加熱式タバコを初めてみましょう。

アイコス(iQos)

加熱式タバコで最も有名なのがアイコス(iQos)です。

アイコスはフィリップ・モリス・ジャパン社が販売する加熱式タバコで、ヒートスティックと呼ばれるタバコそのものをセットするホルダーと、ホルダーを充電するためのチャージャーで構成されています。

加熱式タバコの中でも国内で約70%以上のシェア率を誇りますから、加熱式タバコを選ぶのに迷う人は、とりあえずアイコスを選んでおけば間違いありません。

アイコスで吸えるヒートスティックのブランドには、マールボロ、センティア、ヒーツ、テリアの4種類があり、その中に個別で様々な銘柄が用意されています。

タバコ葉の加熱温度が300~350℃程度のアイコスは高温熱式と呼ばれる方式に分類され、紙タバコと同じようなキック感が得られると言われています。

また、アイコス本体にも様々な種類があり、パフ数やホルダーへの充電回数、サイズ感などに違いがあります。

加熱式タバコ全般に言えることですが、例えタール量がほとんど出ないアイコスでもヤニクラの原因となるニコチンは含まれていますので、吸いすぎによるヤニクラは起こりえます。

ただし、普通の紙タバコと違って、加熱式タバコはホルダーの使用時間やパフ数が限られています。

これによって何本も連続で吸うこと(いわゆるチェーンチェーンスモーク)が出来ませんので、ニコチンや一酸化炭素の過剰摂取を防げる効果が期待できます。

一方でホルダーの使用時間が迫ってきたタイミングで一度に吸い上げることでヤニクラを起こす可能性もありますので、ほどほどに吸うように徹底しましょう。

Ploom Tech(プルーム・テック)

Ploom Tech(プルーム・テック)は、JTの名で知られる日本たばこ産業株式会社が販売する加熱式タバコで、2016年頃から販売されています。

アイコスに比べるとシェア率は劣りますが、匂いが少ない、ゴミが出ない、中断吸いができるなどの利点から、プルーム・テックへ移行する人も増えています。

プルーム・テックはタバコカプセルと呼ばれるカプセルをセットして吸うタバコで、メビウスやピアニッシモなどの銘柄が対応しています。

タバコカプセルには粉末状のタバコ葉が入っており、カプセルに含まれるニコチンが無くなるまでは何度中断しても吸い続けることができます。

また、アイコスに比べて匂いがほとんどなく、タバコカプセル以外に吸い殻などのゴミが出ないため、周囲の人や環境へ配慮したい喫煙者に人気のタバコとなっています。

ただ、加熱温度が約30℃と低いせいか、アイコスなどの高温加熱式のタバコに比べてキック感が弱いと感じる人も多いです。

一方で高温加熱式に比べて蒸気量は少ないため、アイコスより更にヤニクラが起こりにくい加熱式タバコと言えます。

健康を考慮してタバコを辞めようとしている人は、まずはキック感が強めのアイコスを吸い、慣れてきたらプルーム・テックに移行するなど、段階的に減煙・禁煙を目指すのが良さそうです。

Ploom X(プルーム・エックス)

Ploom X(プルーム・エックス)はプルーム・テックと同様にJTから販売されている加熱式タバコで、2021年9月に販売したばかりのプルームシリーズ初の高温加熱式タバコです。

加熱温度は約295℃と公表されており、プルーム・テックのようにパフ数を気にせず何度も吸えるにも関わらず、アイコスに並ぶほどのキック感が得られるのが魅力的です。

プルームXにはメビウスやキャメルといった銘柄が対応しています。

まだまだ銘柄数は少ないですが、今後まだまだ増えていく可能性に期待が持てそうです。

プルーム・テックと違って高温加熱方式のため、低音加熱式のプルーム・テックに比べると匂いが気になるものの、高温加熱式タバコの中ではかなり抑えられていると言われています。

また、同じく高温加熱式のアイコスに比べてキック感は劣っておらず、瞬間的なキック感ではアイコスを上回るという声すらあるようです。

但しその分加熱式タバコだからと油断すると、一発で咳き込んだりヤニクラになる可能性もありますので注意しましょう。

HEETS(ヒーツ)

HEETS(ヒーツ)はイタリア生まれのアイコス専用ヒートスティック銘柄で、同じくアイコスのヒートスティックであるマールボロに比べて安価で購入できます。

2019年頃から国内販売開始されたばかりのため、まだまだ知名度や人気度は他銘柄に劣りますが、アイコスのためだけに開発されたスティックということもあって、独特のアイコス臭が抑えられているのが特徴的です。

ヒーツには、最もスタンダードでロースト感の強いディープブロンズ、優しい味と香りが特徴的なユアティーク、強冷メンソールのアイシーブラック、後味が軽やかなクリアシルバーなど全11種類もの銘柄があります。

紙タバコ銘柄としても有名なマールボロがアイコス用に12銘柄販売していることを考えても、引けを取らないラインアップであることが窺えます。

加えて、マールボロやテリアといった銘柄の価格が、20本入りで580円なのに対しヒーツは530円と50円も安いため、何本も吸いたいというヘビースモーカーにとって今後大注目のアイコス銘柄と言えるでしょう。

グロー(glo pro)

グロー(glo pro)はアイコスやプルームシリーズに並ぶ加熱式タバコデバイスで、ホルダーとチャージャーに分れていたアイコスに対し、グローはバッテリー一体型のデバイスです。

これにより、アイコス特有の吸う度にチャージャーへホルダーをセットするという煩わしさから解放された、お手軽に吸える加熱式タバコとして人気があります。

また、本体価格も1,000円台に抑えられているため、アイコスは高くて手が出せないという人にも人気です。

グローに差し込むタバコはネオスティックと呼ばれ、ケントとneoの銘柄が知られています。

機能的にはアイコスと大差がないものの、加熱温度が240~280℃とアイコスよりも低いため、蒸気量が少なくガツンとしたキック感は抑えられています。

また、アイコスの加熱継続時間が6分間であるのに対してグローは約3~4分間と短めのため、長くゆっくり吸いたいという人には向いていません。

紙タバコに近いキック感を求める人や長く吸いたいという人にはアイコスが、キック感がある程度少ない方が良い人や、とにかくアイコス特有の煩わしさが嫌という人にはグローがオススメです。

グロー・ハイパー・プラス

グローは加熱式タバコの中で最も細いネオスティックを採用しているため、アイコスなどに比べて吸いごたえが弱いという課題がありました。

そこで、吸いごたえを強めるために開発されたのがグロー・ハイパーで、グローのネオスティックより約4mmも太いスティックの喫煙を可能にしました。

更に、グロー・ハイパーのブーストモード時の加熱温度を10℃高めたグロー・ハイパー・プラスは、グローやグロー・ハイパーよりも高いキック感を感じることのできるデバイスとして販売されました。

グロー・ハイパー・プラスではグロー・ハイパーと同じ銘柄のネオスティックを吸うことができ、ケントやネオ、ラッキーストライクなどの銘柄があります。

お手軽さからグローに手を出したが、やっぱりキック感や喫味が足りないと考える喫煙者にとって、グロー・ハイパー・プラスは最良の選択肢になり得る加熱式タバコです。

グロー・ハイパーと同じネオスティックを使えるため、すでにグロー・ハイパーを持っている人も、2台目として検討する価値は十分にあると言えるでしょう。

グロー・プロ・スリム(glo pro slim)

グロー・プロ・スリムはグローの機能をそのままに、更なる軽量化と小型化を実現したデバイスです。

スタンダードなグローより1,000円ほど値段が上がるものの、重さと厚みが3/4程度になった小型モデルで、持ち歩きや使用感が断然楽になりました。

同じく小型化を実現したグロー・ナノに比べても薄さはダントツで、重みこそ若干増してはいるものの、胸ポケットやバッグに入れやすいという点はタバコを持ち歩く喫煙者に特に嬉しいポイントと言えるでしょう。

グロー・プロ・スリムはスタンダードなグローと同じネオスティックに対応しています。

すでにグローを愛用している人であればネオスティックを無駄にすることもなく、ほとんどデメリットなく移行できますので、家では既存のグローを、外出先ではグロー・プロ・スリムを使うなど、使い分けるのも良いでしょう。

小型化しても使うネオスティックや機能性に違いはないので、外見だけでヤニクラが起こりにくいと考えず、これまでのグローと同じペースで吸うようにしましょう。

JUUL

JUULはタバコや加熱式タバコに代わるタバコとして、全米で多くのシェアを誇るスティックタイプの電子タバコです。

そのスリムかつスタイリッシュすぎる見た目が人気の理由の一つで、普通の紙タバコ2本分程度の厚さしかありません。

本体にリキッドの入ったカートリッジを差し込むだけですぐに喫煙できるため、電子タバコ特有のめんどくささもありません。

また、1つのカートリッジで100パフ(≒紙タバコ1箱分)も喫煙を楽しめることから、ヘビースモーカーにとっても嬉しい電子タバコです。

国内で販売されているJUULカートリッジにはニコチンが含まれていないため、タバコとして楽しむには向いていません。

一方で、発祥国であるアメリカで販売されているカートリッジには、ニコチンソルトと呼ばれるニコチンに近い成分を含んだものが使用されているため、普通のタバコと同じように楽しむことができます。

JUULのニコチンソルトは従来の電子タバコのニコチン入りリキッドに比べ、ニコチンが高濃度、のどごしが滑らか、体内への吸収が早いといった特徴があります。

これらの特徴から、加熱式タバコや電子タバコは紙タバコのようなキック感が弱いと感じていた人でも、ガツンとしたキック感を簡単に得ることができるようになりました。

一方で、高濃度のニコチンを素早く体内吸収してしまうため、電子タバコだからと安易に吸い込んでしまうと、簡単にヤニクラを起こしてしまいますので、十分注意しましょう。

リル ハイブリッド

リル ハイブリッドはアイコスを手がけるフィリップモリス社が販売する、電子タバコと加熱式タバコのハイブリッド的なタバコです。

電子タバコのようにリキッドを使用するものの、部類としては加熱式タバコに該当されます。

リキッドによってフレーバーを感じつつ、タバコ葉を加熱した味や香りも感じられるという、まさに良いとこ取りをしたような新感覚のタバコとして注目を集めています。

現在販売されているフレーバーはレギュラー、アイス、ミックス、アイスプラスの4種類のみで、まだまだ種類が足りないという声があるのが現状です。

一方で、持ち運びしやすいスリムボディの割に充電状態や何回吸えるかといった情報が液晶に表示されるなど、スタイリッシュな機能が豊富な点がありがたいタバコです。

他の加熱式タバコに比べるとキック感は抑えられているため、これから加熱式タバコを始めたいと考えるタバコ初心者にオススメのタバコと言えるでしょう。

フレーバーの種類が増えれば様々な味わいを楽しむこともできますので、今後の発展に期待が持てる一品です。

無煙たばこ(一覧)

続いて紹介するのは無煙タバコと呼ばれるジャンルのタバコです。

その名の通り煙が出ないタバコで、噛みタバコや嗅ぎタバコなどの種類が有名です。

タバコのように肺にニコチンを入れるわけではないため、一見すると健康被害が少ないと考えられがちだが、口に含むことによる口腔ガンなどのリスクがあると言われています。

また、普通のタバコに比べて喫煙感が分かりにくいため、子どもが手を出してくせになる可能性や、ニコチン中毒の入り口になりやすいというリスクも懸念されています。

VELO(ベロ)

VELO(ベロ)はグローの販売元として知られるBATが販売する嗅ぎタバコで、タバコ葉を詰めたパウチと呼ばれる歯茎と唇の間に挟んで楽しむ無煙タバコです。

無煙タバコは直接口腔内にニコチンを含むため、歯茎への刺激などを懸念する人が多いですが、VELOは口内粘膜の弱い日本人向けに開発されており、他の無煙タバコよりも楽しみやすいと言われています。

VELOは純白のパウチを採用していることから、歯茎の黄ばみなどのリスクも少なく、嗅ぎタバコ初心者にオススメの無煙タバコです。

VELOは15個入りで300円と手頃な値段で、ミント感が心地いいベロ・ポーラー・ミントや、メンソール感の強いベロ・フリーズ・インテンス・ナノ、ベリーの香りが楽しめるベロ・ルビー・ベリーなどのフレーバーがあります。

匂いもなくニコチンを摂取できるため、長時間タバコを吸えない人や、対人業務の多い喫煙者にオススメの一品です。

ただし、しっかりとニコチンは含有されているため、普通の食べ物のようにパクパクと摂取すると簡単にニコクラを引き起こすため注意が必要です。

ゼロスタイル・スヌース・スパイス・ストロング

ゼロスタイル・スヌース・スパイス・ストロングはVELOと同じく歯茎に挟んで使用する嗅ぎタバコで、2022年8月にリニューアルされたばかりです。

黒を基調としたパッケージデザインがカッコよく、VELOとはまた違った魅力を感じる銘柄です。

販売価格は18個入りで550円と若干高めですが、甘さが控えめでタバコ感の強い嗅ぎタバコです。

VELOと違って日本人向けに作られているわけではないため、最初だけは刺激が強いと感じる可能性もありますので、初めての嗅ぎタバコとしては人を選ぶかもしれませんが、慣れてくるとじわじわくる刺激がくせになることでしょう。

嗅ぎタバコは噛みタバコと違って、本体が体内に入らなければコーヒーなどを飲みながら嗜むこともできるため、自由度高く楽しめるのも特徴的ですが、ニコチンの吸収速度が比較的早く、ニコクラなどの体調不良や高い依存度を持つ可能性が考えられます。

子どもの誤飲にも十分注意しながら取り扱うようにしましょう。

電子タバコ(一覧)

現在、紙タバコや加熱式タバコなど様々なタバコが誕生していますが、どれもニコチンによる高い依存度が問題となっています。

吸いすぎによるヤニクラやニコクラといった体調不良でしぬほどしんどい思いをしたり、長い喫煙生活による慢性的な寝不足や高血圧によって突然倒れてしまうリスクも有り得ます。

また、ニコチンはすぐに吸収される反面、身体からなかなか抜けないと言われており、血液中のニコチンは2~3時間たっても半分程度しか減らないと言われています。

このようなタバコによる体調不良に対し、ニコチンが一切含まれていないタバコとして登場したのが電子タバコです。

タバコの有害物質として知られるニコチン、タール、一酸化炭素のいずれも含んでいない電子タバコは、健康志向の高い喫煙者にはもちろんのこと、非喫煙者の依存度の低い新たな嗜好品としても話題を集めています。

DR.VAPE(ドクターベイプ)

DR.VAPE(ドクターベイプ)は日本発祥の電子タバコで、日本で最も知名度のある電子タバコと言っても過言ではありません。

レディ・ガガの衣装やユニクロのディレクターを務めるニコラ・フォルミケッティ氏が手がけた製品デザインは、タバコのイメージとは全く異なったオシャレアイテムとしての存在感を放っています。

デバイス本体にはシルバー、ゴールド、マットブラックの3色があり、いずれも5,000円で購入できます。

フレーバーにはミントやビターチョコ、バニラ、ベリー、アップルなど様々なタイプがあり、1箱(2つ入り)1,650円で購入できます。

一見普通のタバコに比べると高く感じますが、カートリッジ1つで約300回も吸えるため、実質的なコスパははるかに安いのが特徴的です。

当然ニコチンは含まれていないため、ガツンとした重みなどを感じることはできませんが、軽めのタバコを愛用している人や、味目的で吸っている人であればすぐに移行することができるタバコです。

健康を吸うKENCOS4 水素吸引器具ケンコス

健康を吸うKENCOS4 水素吸引器具ケンコスは持ち運びできるサイズ感の水素吸引器具で、加熱式タバコのような見た目をした吸引器具です。

水素吸引による健康促進目的の器具であり、ニコチンのないタバコといった電子タバコの位置付けとは若干異なるアイテムです。

水素吸引により寝不足の解消や美容や健康促進の効果が期待されると言われており、健康意識の高い人に特に人気の最新健康器具です。

また、水素を吸うことから水タバコのような味わいも楽しめるため、水タバコを気軽に吸いたいという人にもオススメです。

水素吸引器でありながら、タバコのようにいくつかのフレーバーが用意されており、爽快感の強いキシリトールメンソール、お茶のようなカテキングリーン、レモンの香りが楽しめるビタミンレモンの3種類があります。

タバコをカッコよくふかしてみたいが、今更健康を害したくはないという非喫煙者でも楽しめますし、ニコチンが含まれていないため未成年でも吸うことができるため、最初からケンコスを愛用させることで、ヘビースモーカーを増やさないという使い方も考えられます。

Veco One(ベコワン)

Veco One(ベコワン)はVAPORESSO(ベポレッソ)より販売されているペン型の電子タバコで、ブラックとシルバーの2種類が売られています。

アトマイザーと呼ばれるリキッドタンクとバッテリー部分によって構成されており、自分好みのフレーバーリキッドをアトマイザーに垂らして使います。

値段も3,000円程度で手に入ることから、初心者が初めやすい電子タバコです。

ベコワンには上位モデルとなるベコワンプラスも販売されており、アトマイザータンクやバッテリーの容量が通常モデルの2倍ほどあります。

カラーバリエーションも4種類に増えているにも関わらず値段は4,000円弱と1,000円しか変わらないため、気になった人にはベコワンプラスもオススメです。

手頃に手に入る電子タバコにしては煙量が多いと評判で、ふかしている感じを存分に楽しむことができます。

リキッドも様々な味わいのものが売られているため、自分好みの味を探すのも楽しみの一つです。

CALIBURN(カリバーン)

CALIBURN(カリバーン)はUWELLから販売されているスティック型の電子タバコで、スティック型特有のスタイリッシュな見た目も楽しめる銘柄です。

UWELL Caliburn G PODや、Uwell Caliburn G2などいくつかの種類があり、それぞれカラーバリエーションも豊富なため、シーンに合わせて使い分けることもできる電子タバコです。

コイルも着脱可能になっており、コスパ良く長期使用できることから、安価に楽しみたい人にもオススメです。

電子タバコにしてはリキッドの味がかなり強く楽しめると言われており、特に味を重視するという方にこそ勧めたい電子タバコです。

スタイリッシュな見た目に反して値段は3,000円代と安価のため、友達へのプレゼントにも最適ですし、とりあえず見た目で選びたいという初心者にもオススメです。

使用者の声として、時々液漏れするという声もあるようですので、ポケットやバッグに忍ばせる際は少し注意が必要です。

PodStick(ポッドスティック)

PodStick(ポッドスティック)は奇抜なカラーバリエーションの本体が人気のスティック型電子タバコで、黒地に水色の模様が描かれたスプラッシュや、赤と青のグラデーションが美しいレッド&ブルーなど6種類のカラバリが楽しめます。

吸い口をスライドさせてリキッドタンクへ直接リキッドを補給するタイプですので、リキッド補充が簡単にできるのも特徴的です。

アルミ素材でできたボディは非常に軽量で43g程度しかありません。

加えてマット加工を施しているため、滑りにくく落とす可能性の低いのも嬉しいポイントです。

サイズ感の割に900mAhもの大容量のため、煙量も非常に多いのが魅力的だという声もあるようです。

電子タバコにありがちなコイルの交換も不要と謳われている上、充電時間も45分と非常に短いにも関わらず一日中使えると言われているため、とにかく煩わしいことは抜きにして楽しみたいという人にこそおすすめできる一品です。

Aspire・Tigon Kit(アスパイア・タイゴン・キット)

Aspire・Tigon Kit(アスパイア・タイゴン・キット)はトラとライオンの子供であるタイゴンをモチーフにしたスティック型電子タバコで、名前の通り二面性のあるタバコとして販売されています。

ラインナップには大容量の日本向けモデルと、やや容量が小さいヨーロッパ向けのTPDモデルの2種類が販売されており、それぞれカラーは4つから選ぶことができます。

アスパイア・タイゴン・キットもリキッド補充は吸い口をスライドして行うため、非常に簡単にできることに加えて、リキッドタンク容量が3.5mlとやや大きめです。

また、肺に直接吸い込むために短くワイドなドリップチップと、口腔内で楽しむように細くてロングなドリップチップの両方が付け替え可能です。

更には空気の取り入れ口となるエアフローにも、重めで吸いたい人向けの5段階タイプと、軽めで吸いたい人向けの無段階タイプが付属されてきます。

吸い方に合わせて吸い口やエアフローを付け替えられるため、好みの吸い方を模索中の電子タバコ初心者から上級者まで幅広く楽しむことができます。

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まとめ

まとめ

【本記事のまとめ】

  • ヤニクラとは、煙草を吸ったときに起こる頭がクラクラする状態のこと
  • 原因は、ニコチンや一酸化炭素、タールなどのタバコに含まれる有害物質による体の異変
  • 治し方は、なるべく楽な姿勢を取って深呼吸する
  • 症状は軽度から重度のものまであり、重度な症状になると命の危険性もある
  • 初期症状は「めまい」「頭痛」が多く、重度になると「意識障害」「動脈硬化」「癌(ガン)」に発展する
  • 死にたくないなら、安全な電子タバコに変えよう(=おすすめは「ドクターベイプ」)

この記事では、喫煙による不調である「ヤニクラ」について、原因や対処法などを紹介しました。

ヤニクラはタバコに含まれる有害物質である、ニコチンや一酸化炭素の作用で、脳に酸素が届かず酸欠を起こしている状態です。

そのまま放置して症状が悪化すると、
「意識障害」「動脈硬化」「癌(ガン)」に発展する危険性があります。

ヤニクラが起きる確率は、吸い方や吸うタイミングによって変わるため、特に「喫煙しはじめの初心者」や「禁煙明けで久しぶりに吸う人」は注意しましょう。

体への害を減らすためには、なるべく「ニコチン・タール量の少ないタバコに変える」ことをおすすめします。

できれば、「ニコチン0、タール0」の電子タバコがおすすめです。

近年では、オシャレで吸いごたえもあり、値段も安い製品が販売され、若者から高齢者まで愛用者が増えています。

特に「ドクターベイプ」は、他の電子タバコと比べても安全性が高くおすすめです。

レディーガガの衣装を手がけるなど、世界的に活躍しているデザイナーがデザインを担当しているため、非常にスタイリッシュで、ファッションアイテムとしても活躍してくれます。

タバコを吸うことで起きる不調の原因や危険性を理解した上で、あなたに合った喫煙ライフを楽しんでくださいね。

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